大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 以下:DNP)は、株式会社AKIBA観光協議会(本社:東京 代表取締役社長:加賀秀祐)とともに運営する「バーチャル秋葉原」内の神田明神CG空間に「3D企画展ミュージアム」を開発・構築し、2023年4月24日(月)に公開しました。本ミュージアムでは、3D(3次元)データ関連の技術・ノウハウを活かし、Webブラウザ版でのより高精細な空間再現と、文化財の保存を目的としたアーカイブだけでなく積極的な利活用をメタバース空間で表現していきます。 その企画展の第一弾として、同日にオープンした「神田明神オンライン博物館」のアーカイブ作品を使用し、4年ぶりに実施される神田祭をテーマとした「歌川派絵師が描く神田祭」を開催します。
【3D企画展ミュージアムの特長】
DNPは2021年から、XR(Extended Reality)技術等の強みを活かし、リアルとバーチャルの融合による「XRコミュニケーション(R)」の事業を推進しており、その一環で2022年に「バーチャル秋葉原」を公開しました。この「バーチャル秋葉原」内に構築している神田明神CG空間に、今回、3D企画展ミュージアムを開設しました。神田明神および江戸・東京の魅力をより多面的に国内外に発信するとともに、今後はさらに地域や企業との連携を強化し、共創型の情報発信拠点として高度利用を図っていきます。
1.神田明神および江戸・東京の歴史と文化の発信
「神田明神オンライン博物館」と連携して、江戸・東京の歴史と文化を伝える神田明神所蔵の資料を展示します。より立体的な表現でデジタルアーカイブ資料を展示することで、普段は触れることができない作品をよりリアルに知り、その魅力と歴史・文化を体感できる空間を提供します。
2.「XR技術」による地域の賑わいの創出
神田祭は、前回2019年に開催された後、今年は4年ぶりに復活します。3D企画展ミュージアムでは、神田祭をテーマにした企画展「歌川派絵師が描く神田祭」を開催するほか、5月13日(土)・14日(日)の神輿宮入の風景を神田明神CG空間の境内に配した大型モニターで配信するなど、地域の賑わいの創出に貢献します。
3.XR空間の拡張利用とグローバルコミュニケーション
秋葉原や神田明神で行われるイベント等とタイアップしたサービスメニューを用意し、地域や企業の共創型の情報発信拠点として、CG空間および3D企画展ミュージアムの整備を図ります。またグローバル対応したUI(ユーザーインターフェイス)の特長を活かし、海外へのコンテンツ配信や集客施策を展開します。
*「バーチャル秋葉原」はこちらから → https://virtual-akihabara-web.com/
【神田明神オンライン博物館について】
神田明神の境内には、神田明神や神田祭をはじめ、江戸・東京の文化を伝える歴史的な資料を所蔵・展示している「神田明神資料館」があります。しかし、その敷地は約500m2と手狭であり、すべての所蔵資料は展示できず、一度も展示したことがない資料も多くあるのが現状です。これらの貴重な資料について、保存するだけでなく、オンラインを通じてより多くの方に活用していただき、文化的財産として未来に継承していくことを目的として「神田明神オンライン博物館」プロジェクトを推進しています。
浮世絵・絵巻物・古文書・古写真など数千点にのぼる資料をデジタルアーカイブ化するこのプロジェクトは、クラウドファンディングを通じて、2023年4月24日(月)の開館を実現しました。DNPはXR技術やDX(デジタルトランスフォーメーション)関連でサポートするとともに、Webサイトの制作等に協力しています。現在、第一フェーズとして約1,500点の所蔵品を掲載しています。
○運営主体 : 宗教法人神田神社(所在地:東京 宮司:清水祥彦)
○企画・撮影 : 株式会社トーキョー・ダブ・エージェント(本社:東京 代表取締役社長:高木一芳)
○サイト制作 : 大日本印刷株式会社
【3D企画展「歌川派絵師が描く神田祭」の概要】
3D企画展ミュージアムの第一弾として、神田祭をテーマに「神田明神オンライン博物館」のアーカイブから選んだ作品を中心に、3D企画展「歌川派絵師が描く神田祭」を開催しています。今後も同館のアーカイブ作品を活用した企画展を通じて、神田明神や江戸・東京文化の魅力を国内外に発信します。
○実施時期 : 2023年4月24日(月)より
○実施場所 : 神田明神CG空間内の3D企画展ミュージアム URL https://online.kandamyoujin.jp/
○アクセス方法 : 「オンライン博物館」サイトよりアクセスが可能
※オンライン博物館の入場にはチケットが必要です。詳細はオンライン博物館サイトをご確認ください。
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