大引けの日経平均は前日比430.46円安の24790.95円となった。25000円を下回るのは2020年11月以来およそ1年4カ月ぶり。東証1部の売買高は18億7340万株、売買代金は4兆0768億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、石油・石炭製品、鉄鋼、海運業、鉱業、非鉄金属が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の82%、対して値上がり銘柄は16%となった。
個別では、郵船<9101>、商船三井<9104>、ソフトバンクG<9984>、三井住友<8316>、川崎船<9107>が大幅に下落。海運などの市況関連株は原油価格の下落局面で利益確定売りが広がった。INPEX<1605>は6%の下落。ただ、同時に値がさグロース(成長)株が買われる場面もあり、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>は相対的に小幅な下落にとどまった。日野自<7205>はエンジン認証不正を嫌気した売りが継続。また、OATアグリオ<4979>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、キーエンス
<6861>やソニーG<6758>はやや伸び悩んだもののプラスで引け。NRI<4307>は前日に開催した豪州事業に関する説明会の内容が好感されたようだ。また、ホクシン<7897>は木材価格の上昇から思惑買いが入ったとみられ、アジア投資<8518>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。
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