日本フォームが３連騰、上期経常利益の通期計画超過と継続企業の注記解消を好感

　日本フォームサービス<7869.T>が３連騰し、連日で年初来高値を更新している。１６日取引終了後、２０年９月期上期（１９年１０月～２０年３月）の連結経常利益は１億４１００万円（前年同期比２．９％増）だったと発表。従来予想の６７００万円（同５１．１％減）を上回り、減益予想から一転して増益で着地したことが好材料視された。

　製造事業で予定していた大型案件が第３四半期以降にずれ込み、売上高は計画を大幅に下回ったものの、購買部門における納入業者の選定やコスト削減、千葉工場に導入した設備の稼働による生産性向上が寄与し、採算は大きく改善した。通期計画の９５００万円を既に大きく超過しており、業績上振れが濃厚とみられる。

　併せて、６月１７日に提出予定の第２四半期報告書で、これまで記載してきた「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消することを明らかにしており、業績回復と財務状況の改善を好感する買いも入っているようだ。

出所：MINKABU PRESS