グラファイト、今期経常を65％上方修正、配当も15円増額

　グラファイトデザイン <7847> [ＪＱ] が1月12日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.8億円→6.4億円(前期は1.9億円)に64.8％上方修正し、増益率が99.5％増→3.3倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の経常利益も従来予想の1.1億円→3.6億円(前年同期は2.7億円)に3.2倍増額し、一転して31.9％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→35円(前期は20円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　世界的に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症の収束はいまだに見通せない状況ではございますが、ゴルフは屋外で三密を避けることのできるスポーツとして定着し、また、国内におけるゴルフ場入場者数は増加傾向にあります。国内市場におきましては、重点施策として進めていた自社ブランドシャフト使用率向上において、国内女子プロゴルフトーナメントにおけるシャフト使用率が少しずつではありますが上昇に転じております。その結果、自社ブランドシャフト「ＴｏｕｒＡＤ」に対して各ゴルフショップからの直販受注、並びに各クラブメーカーからのカスタム受注を順調に獲得することにより、想定を上回って推移いたしました。米国市場におきましては、昨年度に「ＴｏｕｒＡＤ」ＤＩシリーズが大手クラブメーカーのストックカスタムに採用された事がきっかけとなり、他の大手クラブメーカーからの自社ブランドシャフトの受注も増加しております。また、円安が進み為替差益の計上も影響しております。このことから、通期業績予想について見直しをした結果、売上高3,250百万円（16.1%増）、営業利益610百万円（60.5％増）、経常利益641百万円（64.8％増）、当期純利益434百万円（72.9%増）に修正いたします。

　当社は、剰余金の配当につきましては、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続して実施していくことを基本方針としております。2022年２月期の通期業績予想、財務状況等を総合的に勘案した結果、前回発表(2021年4月14日)の期末配当予想について、1株当たり普通配当20円に特別配当15円を加え合計で35円に修正することといたしました。(注)業績予想につきましては、現時点で想定できる情報に基づき判断したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により異なる可能性があります。