２６日の株式相場見通し＝米株式の大幅続落を受け売り先行、配当権利取りの動きで下落幅縮小も

　２６日の東京株式市場は、前日の米株式市場でＮＹダウ平均株価が大幅安で３日続落となったことを嫌気して、売り先行のスタートとなりそうだ。ただ、権利付き最終売買日を迎え、配当権利取りの動きが活発化することが見込まれ、下落幅が縮小する場面もありそうだ。
　２５日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比２９２ドル安の１万７７１８ドルと３日続落した。この３日間の下落幅は４０９ドルに達した。米２月の耐久財受注額が季節調整済みで前月比０．２％増程度の事前予想だったのに対して、同１．４％減と大幅に下回ったことで、景気の先行き対する懸念が強まり、売りが優勢となるきっかけとなった。ナスダック総合指数は、同１１８ポイント安の４８７６と大幅安で３日続落。
　２６日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１１９円５０銭台での推移となっている。
　日程面では、モバイルサービス事業を手掛けるモバイルファクトリー<3912.T>、犬・猫向けの高度医療を行う２次診療専門動物病院の日本動物高度医療センター<6039.T>、介護用ベッドの製造・販売のプラッツ<7813.T>の３社が東証マザーズ市場に新規上場する。このほかに、統一地方選の１０道県知事選告示、２月の都市ガス販売実績、「Ｈ２Ａロケット」２８号機打ち上げに注目。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）