大幅反発。取締役会において、内山高一氏を会長職から解職すること、同氏との間の一切の契約を解除することを決議したと発表している。内山氏を巡っては22年5月、大株主の香港系投資ファンド「オアシス・マネジメント」が創業家と会社の不適切な取引などの疑惑を公表し、6月の株主総会で内山氏の再任反対を呼びかけた経緯がある。内山氏は損害賠償を求める意向を表明しているようだが、ガバナンスの改善を期待する動きが先行へ。
ピアラ<7044>:676円 カ -
ストップ高買い気配。前日に発表した新中期経営計画が評価材料とされている。最重要KPIとして2025年営業利益10-15億円を目指すとしている。23年12月期は1.7億円の計画であるほか、過去最高益も5億円の水準であることから、想定以上の成長スピードが意識される状況となっているようだ。マーケティングDX及び新規事業は23年第2四半期以降回収期に転換するとみている。
Vテク<7717>:2689円(+232円)
大幅反発。大口受注の獲得を前日に発表している。海外大手ディスプレイメーカーが実施する新工場の競争入札に参加し、露光装置および検査装置について約100億円で落札、このたび受注したとしている。これまでの納入実績や独自のソリューションが高評価されたようだ。24年3月期および25年3月期での売上計上を予定。23年3月期売上高計画は440億円の水準であり、業績インパクトは大きいとの見方に。
スターティアH<3393>:1515円(+102円)
大幅反発。前日に業績・配当予想の上方修正を発表している。23年3月期営業利益は従来予想の15.1億円から17億円、前期比4.9倍に引き上げ。情報セキュリティの主力製品である UTMを中心としたネットワーク機器導入など、ソリューション案件の需要拡大で収益性が向上しているもよう。年間配当金も従来計画の40円から41円に引き上げ。3月23日には純利益のみ上方修正し、その後はやや出尽くし感も強まっていたとみられる。
ソフトバンクG<9984>:5135円(+247円)
大幅反発。前日の米国市場でアリババのADRが14%の上昇となっており、買い材料視される展開になっている。アリババは、持ち株会社制に移行し、ネット通販やクラウド、物流など6つの事業グループに分割・再編すると発表している。事業会社ごとの資金調達やIPOなども選択肢に入れているもよう。組織再編による経営スピードの向上、中国政府による統制圧力の緩和などが期待される流れとなっているようだ。
プロジェクトC<9246>:5260円(+345円)
大幅に反発。システムエンジニアリングサービス(SES)事業のアルトワイズ(東京都千代田区)の株式を取得し、子会社化すると発表している。取得価額は2.37億円で、議決権所有割合は100%。アルトワイズは検索サイトの改修・機能追加やECサイトの機能追加、教育系システムの開発などの実績がある。子会社化でテクノロジー領域に精通したエンジニア人材を拡充し、DX支援の強化を図る。
FRONTEO<2158>:681円(+21円)
大幅に反発。ヘルペスウイルス(HSV)ベクターの構築・機能解析に向け、自然言語処理AIを用いた予測モデル構築に関する共同研究を日本医科大学分子遺伝学研究室と開始したと発表している。FRONTEOが自然言語処理AI技術を用いて論文情報やオープンソースの遺伝子データを解析し、感染性と腫瘍溶解性の同時最適化予測モデルを構築する。日本医科大学は予測結果の実験的検証を行う。
サンクゼール<2937>:4240円(+160円)
大幅に続伸。新規事業として「冷凍食品及び輸入食品を中心とした小売事業」を開始すると発表している。新ブランドは「MeKEL(メケル)」で、冷凍食品とアジアなどの地域の食品を中心とする自社店舗を展開する。郊外型のアウトレット中心の「サンクゼール」、地方のショッピングモール中心の「久世福商店」と差別化し、地方都市のロードサイドを中心に店舗を展開する。 <ST>
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