医薬事業の売上高は21.24億円、セグメント利益は1.20億円、当第1四半期末における調剤薬局店舗数は39店舗(前期末比1店舗減)となった。新型コロナウイルス感染拡大の予防を目的とした外来抑制や処方日数の長期化の影響は依然として残ってはいるものの、前年同期比で回復傾向にあり、処方箋枚数は前年同期比113.6%と増加した。一方、処方箋単価は、「かかりつけ薬局」としてのサービスの充実及び、後発医薬品調剤体制加算の取得店舗数の増加等、加算体制の強化に努めたが、2021年4月に実施された薬価改定の影響を受けたことで、低下した。
介護事業の売上高は8.37億円、セグメント利益は0.27億円、当第1四半期末における介護事業所数・施設数は60事業所(前期末比1事業所減)となった。新型コロナウイルス感染予防の観点からの利用者の利用の自粛等の影響は依然として残ってはいるものの、通所介護事業所を中心に利用者数は回復傾向で推移した。また、前連結会計年度において事業継承した2事業所、新規開設した2事業所の利用者の増加が業績に寄与した。
保育事業の売上高は10.77億円、セグメント利益は1.01億円、当第1四半期末における運営保育園数は34園(前期末比4園増)となった。2020年4月に開設した認可保育園3園の園児数が順調に増加したことに加え、2020年7月1日付で子会社化した東昇商事の保育園6園及び、2021年4月に開設した認可保育園3園の園児数が業績に寄与した。また、2021年4月に指定管理者として同社はじめての公立保育園1園の運営を開始した。
その他(食品事業)の売上高は2.46億円、セグメント利益は0.13億円となった。食品事業は、学校給食部門では、給食回数が前年同期比で増加したことで、増収となった。また、同社グループがフランチャイジーとして店舗展開している銀のさら(3店舗)においては、引き続き、宅配食のニーズが続いており、売上は堅調に推移した。
2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が177.08億円、営業利益が2.67億円、経常利益が2.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が3.72億円とする期初計画を据え置いている。なお、2022年3月期の期首より「収益認識に関する会計基準」等を適用するため、上記の連結業績予想は当該会計基準を適用した後の金額となっており、対前期増減率は記載していない。
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