美容事業の売上高は4.81億円(前年同期比0.7%減)、セグメント利益は0.10億円(前年同期はセグメント損失0.01億円)となった。不採算店舗の閉鎖により、前年同期比で4店舗減少したが、新規来店客数が増加し、再来店客数も改善傾向で推移した。また、出店エリアの顧客層の変化に対応し、店舗業態の転換を1店舗実施した。
和装宝飾事業の売上高は20.92億円(前年同期比5.8%減)、セグメント損失は1.63億円(前年同期は0.96億円の損失)となった。着物のメンテナンスサービスの強化、展示販売会における集客強化等に注力した結果、受注は回復基調で推移した。一方で、不採算店舗の閉鎖による2店舗の減少や商品加工及び検品作業の遅れが生じた影響が出た。
DSM事業の売上高は1.87億円(前年同期比9.7%減)、セグメント損失は0.18億円(前年同期0.18億円の損失)となった。販売員や顧客の高齢化等により依然厳しい状況が続く中、拠点の統廃合を実施した影響や販売員稼働数の低下等もあった。
教育事業の売上高は3.05億円(前年同期比47.8%増)、セグメント損失は0.10億円(前年同期は0.14億円の損失)となった。引き続き、マンツーマンアカデミーおよび東京ガイダンスが順調に推移した。加えて、2023年12月に教育事業の3社目として新たにグループ入りした灯学舎が期初より寄与した。
その他の事業の売上高は0.76億円(前年同期比6.5%減)、セグメント損失は0.07億円(前年同期は0.20億円の損失)となった。リユース事業を営むOLD FLIPの減収の影響があった。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.2%増の140.00億円、営業利益が同157.8%増の2.60億円、経常利益が同125.2%増の2.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が1.20億円とする期初計画を据え置いている。
2024年5月に発表した中期経営計画の初年度となる今期について、当初計画の「最終利益の黒字化・V字回復」に向けた施策が計画通りに進捗している。中期経営計画の重点取組みの一つである「既存事業の収益安定化」に対し、営業体制の最適化、不振事業の構造改革、伸長事業の盤石化に注力している。当第1四半期ついては、不採算店舗の整理や新規顧客の獲得強化等に取り組み、第2四半期以降の利益回復に向けた運営体制の強化が図られている。
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