売上面では、紙・紙加工品分野において2017年に子会社化した感圧紙の製造販売子会社の業績が通期で連結対象となり伸長したが、選挙システム機材分野では前年の衆議院選挙需要の反動減により減収となり、微減収の結果となった。利益面では、選挙システム機材の減収が大きく影響したほか、印刷システム機材分野の減収などにより大幅な減益となった。
一方、2020年3月期通期の連結業績については、売上高が前期比3.1%増の383.00億円、営業利益が同266.4%増の11.24億円、経常利益が同199.9%増の11.61億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同292.8%増の7.21億円と、大幅な増益を予想している。
今期は4月の統一地方選挙に続き、7月に参議院選挙が実施され、新製品の投票用紙交付機や、投票用紙読取分類機、計数機などの機器をはじめとする選挙機材の販売が大きく伸長するほか、情報システム機材分野の「文書のデジタル化事業」の受注も増える見通しだ。
なお、5月17日発表の2020年3月期の業績予想には、今期中に「衆議院選挙」や「国民投票」が実施された場合の需要は一切含まれていない。
<SF>
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