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※2020年1月9日7時00分に執筆
モバイル通信からIoT、自動運転と様々な分野で今後注目を集める5G関連銘柄。一昨年から度々株式市場でもテーマ株として話題となりましたが、今年は日本でも5Gの商用利用が開始される予定です。
株式市場でも今年前半あたりに改めて意識されてくると思いますが、業績への反映を考えると銘柄によっては息の長いテーマになる可能性があります。
そこで本日は、5G関連銘柄の中でも中·長期的に恩恵を受けそうな割安銘柄を探してみたいと思います。
■第5世代移動通信システム(5G)の特徴
5Gの主な特徴といえば、「高速大容量」「超低遅延」「同時多数接続」などがあげられます。スマホなどモバイル通信での大容量動画の送受信や、僅かな通信遅延も許されない自動運転技術の通信手段、IoT分野でのメインインフラなど多方面での技術の活用が期待されています。
5G通信になると現状の4Gにおける通信速度の約100倍(理論値)になるといわれており、すでに米国や韓国の一部では実際の商用利用が始まっています。
■まだまだ割安水準にある注目の5G関連銘柄
今回銘柄をスクリーニングするにあたって、「ミックス係数22.5ポイント以下」「業績が安定」「配当利回り2%以上」の3条件でピックアップしてみると、以下の銘柄がヒットしました。
以下、ミックス係数は実績PER×実績PBR、株価は1月8日終値で算出しています。
▽日本電気硝子<5214>
・ミックス係数:6.70
・予想配当利回り:4.68%
背面カバー向け素材など、5G関連製品を投入中。
▽古河電気工業<5801>
・ミックス係数:5.16
・予想配当利回り:3.11%
20.3期までに光ファイバーの生産能力を17.3期比で倍増させる計画。
▽タツタ電線<5809>
・ミックス係数:11.84
・予想配当利回り:2.87%
電磁波遮蔽フィルムでスマホ関連株の一角。
▽ツガミ<6101>
・ミックス係数:15.31
・予想配当利回り:2.25%
5G基地局関連設備に使うコネクターの部品加工用の自動旋盤などを製造。
▽協立電機<6874>
・ミックス係数:6.86
・予想配当利回り:2.09%
IoTを活用した設備投資の増大により各種検査装置が好調などにより、インテリジェントFAシステム事業が順調に推移。
▽西川計測<7500>
・ミックス係数:13.80
・予想配当利回り:2.28%
制御・情報機器システムを中心に計測器や分析機器などを取り扱う専門商社。
■5G関連銘柄のまとめ
6銘柄紹介しましたがいかがでしたでしょうか?個人的には、日本電気硝子が非常に気になっております。
5Gは目の前にサービス開始が差し迫ったスマートフォンの通信サービスに目が行きがちですが、本命は自動運転やIoT、FA関連など私達の生活や産業全般に非常に大きなインパクトを与えそうな通信インフラになるのではと思います。
息の長いテーマだけに、今後も継続してウォッチしていきたいテーマとなりそうです。
毎日執筆中のブログでは、チャート画像付きで株式市場で注目されているテーマ株や個別株などの分析を行っています。
一度ブログの方も覗いて頂けますと幸いです。
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執筆者名:薬味多めで
ブログ名:個人投資家最前線
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