日本事業の売上高は前年同期比11.9%増の102.57億円、セグメント利益は0.07億円(前年同期は4.88億円の損失)となった。主要子会社のパリミキにおいては、不採算店舗の退店や移転を伴う出店、改装など、引き続き計画的に投資を行っており、1店舗当たりの売上高の向上と利益の改善に取り組んでいる。また、新CMの効果によりメガネ組数は好調に推移し、単価が上向いていることもあり、売上高は前期を上回った。販管費については、広告宣伝費、賃借料が増えたが、計画的な取り組みによるものとしている。
海外事業の売上高は同2.1%増の13.03億円、セグメント損失は0.31億円(同0.29億円の利益)となった。新型コロナウイルスの感染拡大による規制が徐々に緩和され通常に戻り始めており、従来から利益に貢献していた東南アジアの法人(シンガポール、タイ)も、再び利益を牽引する状況となった。また、アメリカ(シアトル、ハワイ)も売上高は回復してきており、シアトルにおいては利益も大きく改善した。しかし、欧州は地政学的な問題、物価高など不安定な要素が多いこともあって、客足は戻っておらず、厳しい状況が継続している。また中国は、再びの感染拡大によるロックダウンの影響で、売上高、利益ともに減少し、海外合計の営業損失の主な要因となった。なお、2023年3月期第2四半期も、中国のロックダウンによる影響が見込まれている。
2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.0%増の467.50億円、営業利益が7.40億円、経常利益が同526.5%増の11.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が3.80億円とする期初計画を据え置いている。
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