当第2四半期連結累計期間は大きく伸びた前年同期からの反動を想定していたものの、主力のコア市場においては更新予定物件の確実な受注と新規物件の獲得、周辺市場では好調な患者ウェアの拡販、海外市場では台湾での大型物件の獲得等に注力し、前年同期比3.1%の減収で収まった。なお、前期に発生した厚生労働省向けの一過性売上及び収益認識に関する会計基準の変更の特殊要因を除くと、売上高は同1.2%の増収となる。メディカルウェア市場においては、当該商品が実用消耗品であることから、更新需要に対するコロナ禍の影響は年々小さくなってきており、市場は比較的安定した状況で推移している。
生産においては、昨年来のコンテナ不足に端を発する船賃急騰及び航海スケジュールの不安定など、物流における混乱状況が継続しており、航空便を含めた物流体制の多様化による納期短縮と安定供給に取り組み、ユーザーへの影響最小化を図った。また、急激な円安進行が発生したものの、先物為替の予約を行い影響の低減を図った結果、当第2四半期連結累計期間の売上高総利益率は、前年同期比1.4ポイント減の44.7%となりました。販売費及び一般管理費においては、新型コロナウイルス感染症に関連し、医療機関への訪問規制が緩和し、国内外での営業活動の回復により、旅費交通費等が増加し、前年同期比0.9%増となった。
2022年8月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。投資有価証券の売却益を特別利益として3.00億円計上する見込みとなった。売上高が前期比0.8%増の177.00億円、営業利益が同3.8%減の50.13億円、経常利益が同4.1%減の50.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.5%増(前回予想比5.7%増)の37.00億円としている。対前年同期増減率は収益認識に関する会計基準等適用前の各数値と比較している。
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