年初来高値。23年12月期第2四半期累計(23年1-6月)の営業損益が2.87億円の赤字(前年同期実績8.69億円の赤字)に縮小したと3日に発表し、引き続き買い材料視されている。BASEは25年12月期の営業損益黒字化に向け、売上総利益の成長と財務体質の強化を図るとしており、将来への期待が広がっている。また、大和証券が4日付で投資判断「2」(Outperform)、目標株価350円(4日終値291円)を維持したことも買い安心感につながっているようだ。
<7386> JWS 4000 +400
大幅に3日続伸。23年9月期の営業利益予想を従来の6.03億円から7.15億円(前期実績5.55億円)に上方修正している。第4四半期にサービスを拡充し、売上一括計上の比重が大きいフローサービスの拡大を見込んでいるため。売上原価や販管費もDX推進や業務平準化、業務フローの見直しなどで期初計画策定時よりも圧縮が進み、利益拡大につながる見通し。第3四半期累計(22年10月-23年6月)は前年同期比17.1%増の4.83億円で着地している。
<7318> セレンディップ 1408 +44
大幅に続伸。竹内在・代表取締役社長兼CEOがYouTubeの投資WEBチャンネルに出演したと発表している。この中で竹内氏は今後のM&Aについて「加速させていきたいと思っている」などと言及。また、「(東証)プライム(上場)を中期経営計画の中で目指していくべく計画を策定中」とした上で「3年後、プライム企業に(なり)、その時になって初めて株主還元という形で配当を出していこうと考えている」と述べ、買い手掛かりとなっているようだ。
<9259> タカヨシ 1282 -171
大幅に反落。23年9月期第3四半期累計(22年10月-23年6月)の営業利益を前年同期比4.0%増の7.82億円と発表している。生産者の開拓に加え、新規出店や不採算店舗の閉鎖で流通総額が13.3%増に拡大し、増益を確保した。通期予想は前期比10.9%増の10.70億円で据え置いた。ただ、タカヨシ株は7月27日に年初来高値を記録しており、さらに買い上がるには今回の決算内容は力不足との見方から材料出尽くし感で売り優勢となっているようだ。
<6027> 弁護士コム 5200 +305
年初来高値。弁護士が法律書籍・雑誌を閲覧できるサブスクリプション型リーガルリサーチサービス「弁護士ドットコムLIBRARY」の参画出版社に東京大学出版会が新たに加わったと発表している。参照可能な出版社数は30社、掲載書籍数は1700冊、ダウンロード可能書式数は1700点を突破した。同サービスでは、膨大な紙の法律書籍の中から情報を探す手間が省け、事件処理の方針検討や書面作成などの弁護士実務を効率化できるという。
<6522> アスタリスク 876 +62
大幅に4日ぶり反発。子会社の自動レジ研究所(大阪市)がクルー(香川県善通寺市)と業務提携し、自動レジを用いた本場さぬきうどん店「こがね製麺」を展開すると発表している。クルーは本格讃岐うどんを展開しており、香川県下で最大の店舗数を誇る。アスタリスクが独自に研究してきた「人追跡(画像認識)レジ技術」などを組み合わせ、セルフタイプのうどん店を展開する。1号店は滋賀県栗東市に10月にオープン予定。 <ST>
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