株式会社北國フィナンシャルホールディングスグループの株式会社北國銀行は、デジタル地域通貨アプリ「トチツーカ」が、2024年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
1. 受賞対象の概要
土地の通貨で「地域を活性化」するために
銀行と自治体が開発した デジタル地域通貨アプリ「トチツーカ」
北陸地域全体を「いつでも」「どこでも」安心してキャッシュレス決済ができる地域にする為に、デジタル地域通貨アプリ「トチツーカ」が生まれました。「トチツーカ」では、自身の口座からチャージしてつかう「トチカ」と、自治体から付与されるポイント「トチポ」を、キャッシュレス決済手段として使用できます。
トチツーカを使うことで経済が循環し、地域の活動やサービスが盛り上がり、人・町・地域がより豊かになる。そんな魅力的な地域づくりを目指していきます。
2. サービス設計
ATMやシステム導入を始め、会計処理や現金管理などの手間といったコストが、現金を取り扱う上で発生します。このような「現金取扱コスト」は、国内で約8兆円程度とも試算されており、現金を利用するすべての人に負担がかかっています。
しかし、現在の国内キャッシュレス比率は3割と低い水準にとどまっているのが現状です。これまでかかっていた現金の取り扱いコストを削減し、それを地元企業の成長や行政サービスの向上・住み良い地域づくりに活かして地域の皆様に還元していく為に、私たちはキャッシュレス決済比率の向上が必要と考えております。
その実現のため、様々なユーザーのニーズに合わせて、キャッシュレス決済の選択肢を広げていただけるように、トチツーカは「各自治体が発行するポイント」や「自身の銀行口座からチャージするステーブルコイン」といった、異なる性質の通貨で決済ができるサービス設計を行いました。
3.北國銀行が考える「クリエイティブへの課題」
顧客接点のデジタル化が今後さらに加速していくことが予想される中で、北國銀行では「社外に発信するクリエイティブのクオリティー向上」が急務と捉えておりました。
ターゲットや発信媒体を整理するだけではなく、”ユーザーがわかりやすい・使いやすいもの”を制作できる人材が必要と考え、2021年度からインハウスデザイナーの採用を進めており、2024年現在、社内にはインハウスデザイナーとして9名が従事しております。
本プロジェクトにもインハウスデザイナーが参加し、UIやUXなどの専門的観点を取り入れ、密に連携を行いながら「利用しやすいプロダクトづくり」に努めました。これからもよりよいサービスをお届けするため、専門人材とのコラボレーションを起点に、ユーザー体験の向上を目指してまいります。
4. グッドデザイン賞審査委員による評価コメント(全文引用)
「自治体が発行する地域ポイントや自身の銀行口座からチャージした地域通貨を活用することができるアプリである。近年、ほとんどの金融機関が自社アプリを開発・提供しているが、地域経済に焦点を置き、そのための機能を充実させている例はそれほど多くない。地域経済を支える役割を担う地方銀行ならではの視点で、地域のために設計されたアプリとして、今後の展開に強く期待したい。」
5. グッドデザイン賞とは
1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。
これまでの受賞件数50,000件以上にのぼり、受賞のシンボルマークである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
6. ご参考
・GOOD DESIGN AWARD
https://www.g-mark.org/
・受賞ギャラリー(トチツーカ)
https://www.g-mark.org/gallery/winners/23334?text=%E9%8A%80%E8%A1%8C
・トチツーカ公式ホームページ
https://tochituka.com/
・株式会社 北國銀行
https://www.hokkokubank.co.jp/
1. 受賞対象の概要
土地の通貨で「地域を活性化」するために
銀行と自治体が開発した デジタル地域通貨アプリ「トチツーカ」
北陸地域全体を「いつでも」「どこでも」安心してキャッシュレス決済ができる地域にする為に、デジタル地域通貨アプリ「トチツーカ」が生まれました。「トチツーカ」では、自身の口座からチャージしてつかう「トチカ」と、自治体から付与されるポイント「トチポ」を、キャッシュレス決済手段として使用できます。
トチツーカを使うことで経済が循環し、地域の活動やサービスが盛り上がり、人・町・地域がより豊かになる。そんな魅力的な地域づくりを目指していきます。
2. サービス設計
ATMやシステム導入を始め、会計処理や現金管理などの手間といったコストが、現金を取り扱う上で発生します。このような「現金取扱コスト」は、国内で約8兆円程度とも試算されており、現金を利用するすべての人に負担がかかっています。
しかし、現在の国内キャッシュレス比率は3割と低い水準にとどまっているのが現状です。これまでかかっていた現金の取り扱いコストを削減し、それを地元企業の成長や行政サービスの向上・住み良い地域づくりに活かして地域の皆様に還元していく為に、私たちはキャッシュレス決済比率の向上が必要と考えております。
その実現のため、様々なユーザーのニーズに合わせて、キャッシュレス決済の選択肢を広げていただけるように、トチツーカは「各自治体が発行するポイント」や「自身の銀行口座からチャージするステーブルコイン」といった、異なる性質の通貨で決済ができるサービス設計を行いました。
3.北國銀行が考える「クリエイティブへの課題」
顧客接点のデジタル化が今後さらに加速していくことが予想される中で、北國銀行では「社外に発信するクリエイティブのクオリティー向上」が急務と捉えておりました。
ターゲットや発信媒体を整理するだけではなく、”ユーザーがわかりやすい・使いやすいもの”を制作できる人材が必要と考え、2021年度からインハウスデザイナーの採用を進めており、2024年現在、社内にはインハウスデザイナーとして9名が従事しております。
本プロジェクトにもインハウスデザイナーが参加し、UIやUXなどの専門的観点を取り入れ、密に連携を行いながら「利用しやすいプロダクトづくり」に努めました。これからもよりよいサービスをお届けするため、専門人材とのコラボレーションを起点に、ユーザー体験の向上を目指してまいります。
4. グッドデザイン賞審査委員による評価コメント(全文引用)
「自治体が発行する地域ポイントや自身の銀行口座からチャージした地域通貨を活用することができるアプリである。近年、ほとんどの金融機関が自社アプリを開発・提供しているが、地域経済に焦点を置き、そのための機能を充実させている例はそれほど多くない。地域経済を支える役割を担う地方銀行ならではの視点で、地域のために設計されたアプリとして、今後の展開に強く期待したい。」
5. グッドデザイン賞とは
1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。
これまでの受賞件数50,000件以上にのぼり、受賞のシンボルマークである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
6. ご参考
・GOOD DESIGN AWARD
https://www.g-mark.org/
・受賞ギャラリー(トチツーカ)
https://www.g-mark.org/gallery/winners/23334?text=%E9%8A%80%E8%A1%8C
・トチツーカ公式ホームページ
https://tochituka.com/
・株式会社 北國銀行
https://www.hokkokubank.co.jp/
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