■セルム <7367> 833円 (+24円、+3.0%)
セルム <7367> [東証S]が大幅高。同社は21日、マネジャー向けマネジメントプログラムである「マネジメントアクト」の提供を開始したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。マネジャーが組織の成果を最大化させるために必要なメソッドを提供するとともに、それぞれの課題感や要望に応じた個別フォローを行うことを通して、マネジメント能力の向上を支援するとしている。
■システムサポ <4396> 1,819円 (+46円、+2.6%)
システムサポート <4396> [東証P]が4日続伸。20日の取引終了後、仮想空間技術を活用したXRソリューション事業や人事領域を中心にしたERP導入支援を行う人事システムコンサルティング事業を展開するコミュニケーション・プランニング(東京都渋谷区)の全株式を7月26日付で取得し子会社化すると発表したことが好感された。今回の子会社化により、グループのサービスラインアップ拡充が図られるほか、 ERP導入支援などの陣容に厚みが増すことで、事業の伸長につながると判断したという。取得価額は6億3000万円。なお、24年6月期業績への影響は軽微としている。
■サーキュ <7379> 725円 (+18円、+2.6%)
サーキュレーション <7379> [東証G]が続伸。20日の取引終了後、48万株を上限に21日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表した。前代表取締役の久保田雅俊氏の資産管理会社が保有株43万4000株を処分する意向にあったため。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、サーキュは21日に予定通り買い付けを実施し、約定数量は久保田氏の資産管理会社が処分の意向を示していた株式数と同数の43万4000株だった。
■アステリア <3853> 562円 (+14円、+2.6%)
アステリア <3853> [東証P]が反発。同社は20日の取引終了後、未定としていた25年3月期の連結業績予想に関し、売上収益が32億円(前期比10.0%増)、営業損益が2億~5億5000万円の黒字(前期は36億4200万円の営業赤字)となる見通しを示した。業績の底入れを期待した買いを誘ったようだ。DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に向けたデータ連携需要の拡大などを背景に、主力製品の「Warp」の増収効果を見込む。同社は3月末に実施した連結子会社の売却によるグループ再編に伴い、戦略などの精査が完了次第、今期の業績予想を開示するとしていた。あわせて同社は25年3月期の年間配当予想を5円とすると開示した。前期は記念配当2円を含めて年間6円50銭だった。
■交換できる <7695> 2,398円 (+58円、+2.5%)
交換できるくん <7695> [東証G]が続伸。20日の取引終了後、住宅設備機器メーカーの修理代行事業を展開するハマノテクニカルワークス(大阪市東住吉区)をはじめとするグループ3社の全株式を7月1日付で取得し子会社化すると発表したことが好感された。今回の子会社化により、BtoB領域における修理サービスへの新規参入や、ハマノテクニカルワークスグループの展開する修理管理業務システム「RequesWise」の外販展開、電気工事士資格を有する施工職人の拡充などの貢献が期待でき、BtoB事業の成長加速を見込むという。取得価額は3社合計で2億7440万円。25年3月期業績への影響は軽微としている。
■レオクラン <7681> 2,929円 (+69円、+2.4%)
レオクラン <7681> [東証S]が反発。20日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却したことに伴い、24年9月期第3四半期に投資有価証券売却益9200万円を特別利益として計上すると発表したことが好感された。なお、通期業績予想については他の要因も含めて現在精査中としている。
■資生堂 <4911> 4,743円 (+102円、+2.2%)
資生堂 <4911> [東証P]が5日ぶり反発。21日朝方、「ツバキ」などのヘアケアブランドを展開する持ち分法適用関連会社のファイントゥデイホールディングスの保有株すべてを欧州系投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズに譲渡すると発表した。ファイントゥデイHDが順調に成長し、東証への株式上場の準備に入ったため、当初の目的を果たせたという。業績への影響は現在精査中とした。
■イメージ情報 <3803> 440円 (+8円、+1.9%)
イメージ情報開発 <3803> [東証G]が3日ぶり反発。20日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、最終利益を700万円から7500万円(前期2000万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。決算発表後に特別利益及び特別損失が発生したことや、業績予想の精査を行ったことが要因としている。なお、売上高7億円(前期比32.8%増)、営業利益1500万円(前期1300万円の赤字)は従来見通しを据え置いている。
■ペイクラウド <4015> 456円 (+8円、+1.8%)
ペイクラウドホールディングス <4015> [東証G]が4日続伸。キャッシュレスサービス(電子マネー導入支援)やメール自動配信など販促ソリューションを展開するが、足もとの業績は会社側の想定を上回って好調に推移している。20日取引終了後、24年8月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来見通しの2億円から2億7000万円(前期比66%増)に増額した。第3四半期のデジタルサイネージ関連事業で受注が予想以上に好調となっているほか、経営統合で発生した「のれん償却額」が当初予定を下回ったことなどが利益押し上げ要因となった。これが評価される形で投資資金を呼び込んだ。
■セ硝子 <4044> 3,655円 (+60円、+1.7%)
セントラル硝子 <4044> [東証P]が4日続伸。21日付の日本経済新聞朝刊で「パワー半導体の先端素材である『炭化ケイ素(SiC)』の基板の新製法を開発した」と報じられており、好材料視された。記事によると、ケイ素と炭素を含む溶液からSiC基板を製造する方法で、高温で昇華させたSiCを使って単結晶を成長させる従来の方法に対して基板サイズを大きくしたり品質を高めたりしやすいほか、基板の製造コストを1割以上削減でき、不良品率も大幅に削減することができるという。 パワー半導体は、電気の流れをコントロールして無駄を抑えるデバイスで、電気自動車(EV)やデータセンター、小型家電など幅広い分野に使われている。SiCは現在主流のシリコンに比べてより高い電圧や電流、動作温度に耐えられることから市場が急拡大しており、新製法によるシェア獲得が期待されている。
■アドソル日進 <3837> 1,905円 (+30円、+1.6%)
アドソル日進 <3837> [東証P]が6日続伸。直近で株価の上昇基調が強まっていたなか、20日の取引終了後に位置情報を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)に欠かせない「位置検知ソリューション」に関する特許を取得したと発表。一段高に向けた刺激材料となったようだ。今回取得した特許は、画像再生装置や画像再生システム、画像再生方法とプログラムに関する特許で、従来の特許技術と組み合わせることで製造工程における作業者の位置の特定と、AIを通じた姿勢推定による作業者の行動分析が効率的に行えるようになり、生産性の向上につながるという。
■ネクソン <3659> 2,892円 (+41円、+1.4%)
ネクソン <3659> [東証P]が3日ぶり反発。20日、オンラインゲーム「アラド戦記モバイル」に関し、サードパーティーデータプロバイダのQimai Dataにおいて、中国のiOSの売り上げランキングで4週連続の首位を維持したと発表。これを評価した買いが株価を支援したようだ。連結子会社のNEOPLE INC.が開発を手掛け、中国のテンセント子会社であるテンセントゲームズがパートナーとしてパブリッシングを行っている。
■イーソル <4420> 907円 (+12円、+1.3%)
イーソル <4420> [東証S]が3日ぶり反発。20日の取引終了後、自社株146万800株(発行済み株数の6.81%)を6月28日付で消却すると発表しており、好材料視された。なお、消却後の発行済み株数は2000万株となる。
※21日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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