■インデックスに絡んだ商いが中心
■スタジオアリス、24/2下方修正 営業利益 20.0億円←41.3億円
■前場の注目材料:住友化学、設備保全を刷新、国内6工場のシステム統一
■インデックスに絡んだ商いが中心
18日の日本株市場は、利食い優勢ながら押し目買い意欲の強い相場展開が意識されそうだ。17日の米国市場は、NYダウが94ドル安、ナスダックは88ポイント安だった。小売売上高や住宅関連指標が予想を上回ったため、早期利下げ観測が後退し、利益確定の売りが優勢となった。終盤にかけて米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)の結果がタカ派的な内容とならず、金利が下げ止まると下げ幅を縮小した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の35500円、円相場は1ドル148円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まることになりそうだ。前日の高値更新後の調整で目先的なピーク感が意識される可能性があるものの、過熱感が警戒されていたこともあり、過熱を冷ます一服といった見方に向かわせそうである。昨日は上海取引所が上場する日本株ETFの取引を一時停止したことが下げの要因とされるが、取引再開後も強い上昇となったこともあり、引き続きチャイナマネーの流入が期待されそうだ。
日経平均は目先的には直近で空けたマド埋めが意識されそうであり、節目の35000円辺りまでの調整は想定しておきたいところだが、同水準までの調整となれば押し目待ち狙いの買いが入りやすくなるだろう。ただし、足もとの上昇については、インデックスに絡んだ商いが中心であり、主力大型株主導である。指数インパクトの大きい値がさハイテク株などがけん引する格好のため、中小型株などへの物色は限られている。
また、昨日は大手商社株の強い動きが目立つ一方で、朝方に強い動きだった海運株は上げ幅を縮めており、資金の流れは速い。円相場が円安傾向を見せるなかでも、自動車など輸出関連への物色も限られており、強いセクターに資金が集中する傾向があるため、セクターの資金シフトについては見極めが必要だろう。そのほか、個別に材料の出ている銘柄での短期的な値幅取り狙いになりそうだ。
■スタジオアリス、24/2下方修正 営業利益 20.0億円←41.3億円
スタジオアリス<2305>は2024年2月期業績予想の修正を発表。売上高は400.0億円から363.4億円、営業利益を41.3億円から20.0億円にか下方修正した。コロナ禍で新規の赤ちゃん撮影が減少したことに伴うリピート顧客の七五三撮影の減少や急激な出生数の減少等により撮影件数が伸び悩み、前回発表予想を下回る見込みとなった。
■前場の注目材料
・1ドル=147.20-30円
・シカゴ日経先物は上昇(35855、大阪比+205)
・SOX指数は上昇(4105.94、+53.52)
・米国のインフレ沈静化観測
・住友化学<4005>設備保全を刷新、国内6工場のシステム統一
・テイ・エス テック<7313>車シートフレーム溶接無人化、米中加で来年から
・三井物産<8031>米量子大手に72億円出資、販売代理店契約も締結
・サワイGHD<4887>米撤退、不採算続き台湾社に売却
・関西電力<9503>三菱重工と覚書、CO2分離回収、姫路で実証
・三菱電機<6503>米社と協業、統合防空システム開発
・丹青社<9743>米エンタメと協定、空間体験を発信
・住友商事<8053>バイオ燃料の供給網構築、米投資会社と合意
・マツダ<7261>テスラ採用、北米向けEVの充電規格
・東海理化<6995>家庭用蓄電池を事業化へ、制御技術の企業に出資
・ミネベアミツミ<6479>会長兼CEO・貝沼由久氏、東南アに車部品工場検討
・NTT<9432>デジタル分身を簡単生成、AI基盤活用
・野村総合研究所<4307>NRIデジタルと、データ漏えいリスクを低減する生成AIソリュ発売
・大崎電気<6644>スマートロック発売、安全性高め意図しない解錠防止
・特種東海製紙<3708>電力最適化手法を外販、事業化検討
・特種東海製紙<3708>静岡・牧之原に固形燃料の新工場、25年度めど稼働
・鹿島<1812>牛のメタンガス抑制できる海藻量産、陸上の水槽で
・大林組<1802>グリーン水素の製造・輸送・利活用実証、NZなどで開始
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 11月機械受注(船舶・電力除く民需)(前月比予想:-0.8%、10月:+0.7%)
<海外>
・09:30 豪・12月失業率(予想:3.9%、11月:3.9%)
・09:30 豪・12月雇用者数増減(予想:+1.50万人、11月:+6.15万人) <ST>
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