車両製造工場完成検査の影響響く
2月8日の決算、18年3月期第3四半期累計の連結経常損益は1億円の赤字と、前年同期66.4億円の黒字から転落した。
昨年9月に判明した、車両製造工場での完成検査工程における不適切な取扱いを受けて生産を停止。加えて、生産再開以降、完成検査工程の改善と生産運営の安定化に向けて、生産工程のラインスピードを通常速度よりも落とした運営を行ったことが響いた。
今後もラインスピードを落とした運営や、業務体制改善や工程環境整備等の費用も発生する見通し。
チャート面では週足では16年8月の861円から戻り歩調であったが、短期的には26週線に上値を抑えられている展開。日足において直近安値1122円を下抜けていることから、更なる下落を想定する。
業種:輸送用機器
時価総額:1750.0億円
PER:非公表
PBR:0.91倍
11:30追記 不安定な相場もあり、赤転で株価も下落し。昨年11月の安値も割り込んでおり更なる下落もあり得るだろう。