日経平均は小幅続落、米国株安も薄商いのなか底堅い動きに
21日の米国株式市場は続落。ダウ平均は971.82ドル安の38170.41ドル、ナスダックは415.55ポイント安の15870.90で取引を終了した。トランプ政権が連邦準備制度理事会(FRB)議長の解任を巡る選択肢を引き続き検討しているとのNEC委員長の発言で、中銀の独立性が損なわれる可能性が警戒され、寄り付き後、下落。大統領が21日ソーシャルメディアで先行的利下げを要請し議長非難を続けたため、国内資産への信頼が弱まり売却加速で、相場は大幅続落した。景気減速懸念を受けた売り圧力も強く、終日軟調に推移し終了。
休場明けの米国株がそろって下落したものの、為替が1ドル141円水準と円高進行が一服したことなどから東京市場は前日終値水準で取引を開始。日経平均は前日終値水準で取引を開始した後は、34100円台とやや下げ幅を広げる場面もみられたが、円高推移に伴い前日既に日経平均は下落していたこともあり、米国株の下げの影響は限定的となった。なお、プライム市場の売買代金は1.5兆円と引き続き積極的な売買は手控えられた。
日経平均採用銘柄では、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体株が下落したほか、足元上昇していた良品計画<7453>
も反落。このほか、ベイカレント<6532>、楽天グループ<4755>、任天堂<7974>、フジクラ<5803>、オリンパス<7733>、味の素<2802>、ニトリHD<9843>などが下落した。
一方、三菱ふそうとの統合が報じられた日野自動車<7205>が買い先行となったほか、前日に発表した中期経営計画が材料視されて王子HD<3861>が引き続き買われた。また、丸紅<8002>、三菱商事<8058>、豊田通商<8015>、住友商事<8053>など商社株もしっかり。このほか、住友鉱<5713>、ディスコ<6146>、SUMCO<3436>、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>などが買われた。
業種別では、電気機器、精密機器、その他製品、サービス、銀行などが下落した一方、パルプ・紙、水産・農林、卸売、電気・ガス、空運などが上昇した。
為替が1ドル140円60銭台とじりじりとした円高ドル安が進んでいることで、後場の東京市場は為替を横目に見た展開となりそうだ。日米財務相会合などの重要イベントを控えていることもあり、引き続き薄商いの地合いではあるが、円高加速で139円台突入となれば、日経平均の後場一段安の可能性はある。
<AK>
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