チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
ギフト <9279> 【 2+→2+】
「コロナ禍での攻勢を評価」
20/10期2Q決算説明会が開催された。2Q累計は増収大幅減益で着地した。但し期初計画に対しては減収減益であった。売上については店舗(家系、豚山ともに)が期初計画を超え出店したが、コロナウイルスの影響により来店客数が減少したため利益は期初計画だけなく前年同期比でも減益となった。同社の成長は、「店舗数の増加×店舗当り収益の増加」による。つまり同社にとってこれまでの人手不足は店舗増加に対して障害であったが、コロナ禍により人材獲得及び出店地獲得環境が改善した。これは来期以降の成長への燃料になるとみられる。
予想ROE:4.3% PBR:4.7倍、来期予想PER:19.0倍、来期予想EPS成長率:5.8倍株価(7/3終値):1,415円
Fモデルによる理論株価:1,101円(6月29日by山方秀之)
プレミアグループ <7199> 【 2+→2+】
「将来収益が順調に積み上がる、新型コロナ禍でも大幅な失速は避けられると見る」
20/3期決算では主力のクレジット事業、故障保証事業がともに大きく伸長、将来収益を順調に積み上げたこと、新型コロナ影響が懸念され始めた4Q(1-3月)においても主力のクレジット債権の取扱高で同業他社を優に上回る2桁の伸びを確保したことが評価できる。更には、新型コロナの収束がまだ見えず、その影響は予断を許さないが新型コロナ禍でも以下の4つの要因から同社業績の大幅悪化が避けられるとTIWでは見るため、投資評価は「2+」を維持する。
予想ROE:33.6% PBR:4.7倍、来期予想PER:13.7倍、来期予想EPS成長率:-11%株価(7/3終値):1,866円
Fモデルによる理論株価:1,289円(7月3日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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