チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
大阪ソーダ <4046> 【 1→1】
「機能化学品の回復により持続的な増益トレンドを期待」
19/3期は売上高1,078億円(前年同期比6.6%増)、営業利益94億円(同29.7%増)、経常利益100億円(同34.3%増)、純利益67億円(同42.2%増)、と増収増益過去最高で着地した。売上高は過去最高となり利益は7期連続最高益となり、経常利益は念願の100億円を達成した。19/3期は基礎化学品が牽引してきたが、20/3期は機能化学品へ牽引役が戻ってくる。機能化学品の回復継続を評価。株価バリエーションも依然低く投資評価「1」を継続する。
予想ROE:10.4% PBR:1.1倍、来期予想PER:9.1倍、来期予想EPS成長率:11%株価(6/14終値): 2,710円
Fモデルによる理論株価:4,091円(6月10日by山方秀之)
プレミアグループ <7199> 【 2+→1】
「コア2事業が揃って好調、増益基調が続く、20/3期計画は上振れを見込む」
19/3期は、営業収益が106.9億円(前期比18.0%増)、税引前利益が一過性の影響や会計基準の変更影響を除く実質で大幅増益となった。20/3期も19/3期の水準が特殊要因から高かったため伸びは鈍化するが実質2桁増益を計画。20/3期同社計画に上振れ余地があり、株価指標面を成長銘柄としては割安から投資評価を「1」へ引き上げる。
予想ROE:26.2% PBR:4.8倍、来期予想PER:15.1倍、来期予想EPS成長率:10%株価(6/14終値):1,971円
Fモデルによる理論株価:1,482円(6月10日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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