全国保証が１７年３月期業績を増額修正、期末一括配当も増配

　全国保証<7164.T>は２１日取引終了後、１７年３月期の単体業績予想の増額修正を発表した。独立系の信用保証大手である同社は、営業収益（売上高に相当）を３３７億８０００万円から３５８億円（前期比１２．２％増）へ見直したほか、営業利益を２４２億４０００万円から２７６億１５００万円（同９．９％増）へ、最終利益を１７２億９０００万円から１９１億９５００万円（同１１．６％増）へ修正した。

　主力の民間金融機関住宅ローン保証事業が、新規保証実行件数が当初計画を上回り保証債務残高が順調に推移し営業収益が増加。また、代位弁済が当初計画を下回り与信費用が減少したため営業利益や最終利益が予想を上回っている。

　今期の期末一括配当を従来予想から６円増の６１円（前期比６円増）とすることも明らかにした。同時に１８年３月期から２０年３月期を対象とする中期経営計画「Ｂｅｓｔ　ｒｏｕｔｅ　ｔｏ　２０２０」を発表。２０年３月期の営業収益４５１億円、営業利益３３５億１０００万円、純利益２３６億９０００万円を目指すことも公表した。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）