【QAあり】フォースタートアップス、2事業で過去最高の受注高を達成 大型顧客の採用活動再開を追い風にYoY+20.2%の躍進
Agenda
志水雄一郎氏:フォースタートアップス 代表取締役社長の志水です。ただいまより、2025年3月期第1四半期の決算説明会を開催します。
本日のアジェンダは、スライドに記載のとおりです。
2025年3月期第1四半期決算 エグゼクティブサマリー
決算の概要をご説明します。エグゼクティブサマリーです。
第1四半期は、着実に増収しました。その半面、オフィス関連費用の計上に伴って減益となりましたが、計画どおりの進捗を示しています。
受注高に関しては、タレントエージェンシー、オープンイノベーションの両事業が過去最高となり、初の四半期10億円超えを果たしています。
また、人材採用においては前期末比23名増の217名となり、200名を超えた体制として、成長産業支援事業にコミットできている状況が誕生しています。
1Q営業利益前期比較
第1四半期の営業利益の前期比較です。本社移転関連費用で5,900万円のP/Lインパクトがあり、減益となっていますが、本業での成長としては、昨年同期比でも大きく成長できています。
全社(連結)|売上高ー四半期推移
売上高の推移です。タレントエージェンシーは着実に成長し、過去最高の売上高を記録しています。
全社(連結)|受注高ー四半期推移
受注高です。先ほどお伝えしたように、タレントエージェンシー、オープンイノベーションの両事業が四半期受注高で初めて10億円を超えました。ポイントとなるのは、既存大型顧客の採用活動の再開が追い風になっていることです。
また、オープンイノベーションは「STARTUP DB」の受注が拡大しており、今後も期待している事業です。
全社(連結)|入退社数推移
入退社数の推移です。すでに新卒採用で13名が入社していますが、期中にプラス3名が入社予定のため、計16名の新卒入社となる予定です。
また、中途採用は順調であり、計画に対しオンペースで推移しています。採用できている人材レベルも、非常に良い方にご入社いただいていると認識しています。
退職者数は想定の範囲内であり、人材の純増数は計画どおり推移しています。
全社(連結)|社員数推移
社員数の推移です。7月31日時点の第2四半期末見込社員数は、222名です。特に、基幹事業であるタレントエージェンシーの採用に関しては、オンペースで推移しています。
タレントエージェンシー|売上高の状況
基幹事業であるタレントエージェンシーに特化してお話しします。売上高の状況です。前述のとおり、過去最高の売上高となりました。
コンサルティングサービスにおいては、採用強化時の需要として根強い状況ではありますが、2023年3月期の水準にはまだ届いていません。
タレントエージェンシー|受注高の状況
受注高の推移です。こちらも生産性の向上が1つのポイントとなり、受注高も過去最高となっています。
タレントエージェンシー|売上高構成要素
タレントエージェンシーの売上高構成要素です。紹介件数は、過去最高となりました。
そのような背景の中でも単価は前期水準を維持しており、これがタレントエージェンシーの好調な実績に繋がっています。
全社(連結)|2025年3月期通期計画
全社の通期計画です。こちらの開示数字に変更はありません。現在の受注状況や売上状況から見れば、順調に推移していると認識しています。
Public Affairs|新たな自治体との取組みを開始
事業トピックスです。「Public Affairs」では、新たな自治体との取組みを開始しています。
北九州市、山梨県、岐阜県などで、スタートアップエコシステム拠点都市構想にまつわる「Public Affairs」案件を受託しています。
Public Affairs|福岡市との取組み
「Public Affairs」は、福岡市において大きなパフォーマンスを上げ始めています。福岡市におけるインキュベーション施設「FGN(Fukuoka Growth Next)」の運営に、当社も参画しています。
また、福岡市のアクセラレーションプログラムの受託実績があり、福岡市のスタートアップ政策の推進にしっかりと関わっている状態です。
福岡市はみずほ銀行ともパートナーシップを組み、スタートアップエコシステムの発展が期待されています。当社も、北九州市とあわせて福岡県のスタートアップエコシステムの発展に貢献できればと考えています。
STARTUP DB|2024年上半期投資動向レポート・セミナー
8月21日に、2024年上半期の投資動向レポートのセミナーを開催する予定です。
グロービス・キャピタル・パートナーズの今野さん、インキュベイトファンドの村田さんのお二人にご登場いただき、上半期における日本のスタートアップの資金調達状況について対談していきたいと考えています。ぜひ、みなさまもご参加いただければと思います。
カンファレンス|GRIC2024開催
カンファレンスです。「GRIC2024」について、本年度は11月に3Days開催というかたちで拡大開催していきます。最終日の11月14日は、渋谷ヒカリエで開催します。
今回も、国内外を代表する起業家・投資家が集う場となる予定です。ぜひ、日本のエコシステムと世界のスタートアップエコシステムを体感いただき、イノベーションの未来をともに作っていただきたいと考えています。
新規事業・事業提携等の進捗
本年4月に、既存事業に関しては副社長の恒田有希子に任せました。
社長である私は、現在、新規事業の創出や各事業会社との提携に勤しんでいます。現時点ではまだ発表できませんが、ぜひご期待ください。
質疑応答:スタートアップ市場の資金調達の今後について
「本年1月から6月の資金調達額も前年比で減少という中で、政府の目標どおり5年で10兆円の市場になるのか、志水社長の答えを聞きたいです」というご質問です。
確かに資金調達市場は、前年比で減少という状況です。ただし、市場はある程度落ち着いている状態だと考えています。
また、SaaS領域から、ディープテックを中心とした資金調達市場へ移行してきていると考えており、新市場が生まれているという考えです。
日本の次なる競争力となるディープテック領域に対し、政府によるグラントなどの資金調達や資金投入が非常に増えています。このような助成金のマーケットも含めると、日本の特にディープテック領域のスタートアップに対し、かなり大型の資金が投資されていると考えています。
今後も、この動きは強化されるものと考えておりますし、資金調達10兆円市場をどのようにして獲得するかについては、産学官民が連携しながら、当社も含めて全員でコミットしていくものとして、引き続き期待しています。
質疑応答:業績の計画比での進捗について
「第1四半期の段階において、受注動向も含めた今期の業績計画に対する進捗を教えてください。計画線でしょうか?」というご質問です。
すべて開示しているわけではありませんが、売上高、営業利益、受注高はすべて計画に対しオンペースです。さらに、採用活動においても、純増数は計画に対しオンペースで動いています。
完全に計画線であり、これを十分に超えていけるような第2四半期、第3四半期を作っていきたいと考えています。現時点において、問題はありません。
質疑応答:「STARTUP DB」の受注拡大について
「オープンイノベーションの受注高について、「『STARTUP DB』の受注が拡大」というお話がありましたが、どの程度寄与していると考えたらよいでしょうか? 公共案件とは分けて教えてください。また、その勢いは加速しているということでしょうか? 受注の中身についても、可能な範囲で教えてください」というご質問です。
現時点において、オープンイノベーションの受注の内訳は開示していないため、詳細についてコメントすることは控えさせていただきますが、「STARTUP DB」の受注高は前期から大きく伸びています。一部にはスポットの調査なども入っていますが、売上高の拡大には期待ができます。
また、「Public Affairs」の官庁向け・自治体向けスタートアップ政策支援の分野は、規模が大きいことをお伝えしておきます。こちらも、着実に成長している状況です。
現在、スタートアップエコシステム拠点都市構想で8拠点が選定されていますが、北九州市の受注により、計7拠点の受託実績まで拡大しています。
質疑応答:株式相場の影響によるスタートアップの人材採用や求職者の動向の変化について
「足元の株式相場環境の乱高下により、スタートアップの人材採用や求職者の動向に変化は見られますか? 直近の話ではありますが、コンサルタント各位から吸い上げられた現場の声があれば、ご紹介ください」というご質問です。
直近では、マーケットが大きく弱気相場になっていると捉えています。ただし、特段直接的な変化はないという考えです。
事実として、本日も各社から新たな採用案件、求人案件を多数いただいており、現時点においては、採用クローズ、もしくは縮小の連絡はいただいていません。
また、これにより個人の動きが止まるとはまったく思っていません。実際には、新たな競争力のある企業を目指していく動きが活発化していくと捉えています。
したがって、引き続き、スタートアップ市場への人と採用の動きをしっかり捉えていきたいと考えています。
質疑応答:株価低迷に対する今後の方針について
「株式市場要因も大きいですが、株価低迷が激しいです。P/LだけでなくB/Sで見ても、非常に割安だと考えています。還元など、何か考えていることはありますか? あるいは、短期の株価は気にしない経営を行うということでしょうか? 中長期視点でも、2022年以降は低迷しています」というご意見です。
まさに現在、経営会議や取締役会などで議論を進めているところです。本日も「当社のあるべき時価総額はどの程度であるか」などが、経営会議における議論のテーマになっていました。
今期の既存事業におけるオーガニックグロースを推進するのみならず、新規事業のドメインのリサーチや検討段階に入っていることも事実です。また、そのような営業活動やアライアンス活動も活発化しています。
そのような中で、現在手元にあるキャッシュをどのような分野に投資し、私たちの成長に寄与できるのか、みなさまにどのように還元していくのかを議論している最中です。決まり次第、あらためてみなさまに共有できればと思っています。
成長にしっかりとコミットしていくストーリーを作り、みなさまにさらに多く投資していただける状況を作りたいと真に考えています。
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