年末年始(24年12月30日-25年1月10日)の新興市場はまちまち。同時期の騰落率は、日経平均が-2.71%だったのに対して、グロース市場指数は+0.40%、グロース市場250指数は-0.02%とほぼ横ばい推移となったが、プライム市場比ではしっかり。東京市場では、米国株安が影響して主力の大型株を手掛ける動きが限定的となり、週末にかけて日経平均は下落。一方、個人投資家中心に幕間つなぎの物色が新興市場に向かったことから、相対的にはしっかりとなった。商い活況とまではいかないが、売買代金は1000億円台前半を継続。
時価総額上位銘柄では、1月15日に月着陸船を米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げると発表したispace<9348>が買われて6日続伸。目立った材料は観測されていないが、カバー<5253>も商いを伴い買い優勢となった。一方、タイミー<215A>は、累計登録ワーカー数が1000万人を突破と発表したが、買いは続かず失速。また、年末にかけて上昇していたジーエヌアイグループ<2160>も、利益確定売りに押され下落した。
■200日線を上放れできるか
来週の新興市場は、引き続きプライム市場比ではしっかりとした推移が期待できそうだ。プライム市場は米国株安など外部環境に振らされそうな展開が続き、新興市場には個人投資家を中心とした買いが入りやすいと見る。グロース市場250指数は、上値抵抗の200日移動平均線(200MA)突破を試す展開を迎えている。24年3月以来となる200日線上放れとなれば、投資家心理の改善につながり、主力株を中心とした買いも期待できよう。昨年夏以降、跳ね返され続けていただけに、この水準を突破する展開となれば大きな好材料と考える。一方、上値抵抗突破に失敗した場合は、幕間つなぎ的な展開が続き、短期資金中心の相場展開となろう。
主力処では、昨年3月の水準まで買われたispaceに注目だ。15日の打ち上げ実施のタイミングで材料出尽くし感は意識されそうだが、売買代金が急増しているため勢いは強い。また、カバーも昨年来高値3015円にあと200円弱まで迫っていることから、昨年来高値更新となれば、需給面を期待した買いで一段高の可能性もある。
1月はIPOが予定されていないことから、短期的な物色は、アクセルマーク<3624>、レナサイエンス<4889>、エコモット<3987>、BTM<5247>など足下動いている銘柄に向かいやすい。ただ、急騰していたINCLUSIVE<7078>が週末急落するなど短期資金の流出入は早いことから、注意は必要だ。
<FA>
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