今晩の米11月消費者物価指数(CPI)発表や来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、マザーズ市場でも買い持ち高を減らすための売りが出た。また、この日新規上場したフレクト<4414>が好調な出足となったが、これまで賑わっていた直近IPO(新規株式公開)銘柄が相次いで大きく値を崩した。なお、マザーズ指数は大幅続落、終値では2%超の下落となった。売買代金は概算で2245.90億円。騰落数は、値上がり59銘柄、値下がり330銘柄、変わらず8銘柄となった。
個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>、フリー<4478>、JTOWER<4485>などが全般軟調。売買代金トップで11月上場のサイエンスアーツ<4412>は後場の途中まで大幅高だったが、フレクトの初値形成とともに値を崩して23%超の下落。同じく11月上場のGRCS<9250>や9月上場のアスタリスク<6522>も大幅に下落し、10月上場のCINC<4378>は決算を受けてストップ安を付けた。また、INC<7078>は売り気配のままストップ安比例配分となった。一方、時価総額上位のビジョナル<4194>は業績上方修正が好感され、買い気配のままストップ高比例配分。バードマン<7063>は業務提携の発表を受けてストップ高を付けた。その他、売買代金上位ではFRONTEO<
2158>やボードルア<4413>が上昇した。
なお、フレクトは公開価格の約2.3倍となる初値を付け、ストップ高水準で初日の取引を終えた。
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