フロンティＭ、今期経常を25％上方修正・最高益予想を上乗せ

　フロンティア・マネジメント <7038> [東証Ｐ] が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比8.2倍の6.9億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の8億円→10億円(前期は5.1億円)に25.0％上方修正し、増益率が55.6％増→94.6％増に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.4億円→4.4億円(前年同期は4.3億円)に82.0％増額し、一転して2.5％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比35倍の1.4億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の0.2％→7.1％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年12月期通期の連結業績は、経営コンサルティング事業においては、積極的な採用による人員増加の効果が現われてきたことに加え、SR/IR関連、DX関連、人事関連等のコンサルティングサービスの強化拡充が寄与し、また、Ｍ＆Ａアドバイザリー事業においては、大型・中型のM&A案件が順調に成立しており、連結売上高は前回発表予想を上回る見込みであります。利益面につきましても、前述の経営コンサルティング事業とＭ＆Ａアドバイザリー事業の大幅な増収により、新設子会社フロンティア・キャピタル株式会社の事業立ち上げに伴う諸経費を吸収し、前回発表予想を上回る見込みであります。この結果、当期通期の連結売上高予想は前回発表予想から1,000百万円増加して8,000百万円、営業利益は200百万円増加して1,000百万円、経常利益は200百万円増加して1,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は100百万円増加して600百万円となる見込みであります。 なお、第２四半期決算発表時（2022年８月12日）にお知らせしたとおり、当期の配当性向につきましては、連結当期純利益の40％へ目標を変更しております（変更前の目標は30％）。(注)上記業績予想は、当社が現時点において入手可能な情報に基づいて判断した見通しであり、実際の業績等は様々な要因により予想とは異なる場合があります。