日経平均は4日ぶりに反発、半導体株の動き弱く上げ幅を縮小
28日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は136.77ドル高の44850.35ドル、ナスダックは391.76ポイント高の19733.59で取引を終了した。中国のDeepSeekが発表した格安で高性能なAIモデルへの脅威を受けた売りが行き過ぎとの見方にハイテクが買い戻され、寄り付き後、上昇。消費者信頼感指数が予想外に悪化したため相場は一時下落に転じる局面もあったが、ハイテクの買戻しが続き相場全体の上昇をけん引し、終了した。
米国株上昇を受けて、足元売られていた半導体株を中心に東京市場は買い優勢でスタート。日経平均は寄付き後に39448.24円まで上昇したが、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など値がさ半導体株が、買い一巡後に失速したことなどから、日経平均は上げ幅を縮小する展開となった。
日経平均採用銘柄では、昨日までの下落に対する反動が先行し、三菱重工業<7011>、日本製鋼所<5631>など防衛関連の一角が買われたほか、古河電工<5801>も上昇。
また、アップル上昇などが影響し日東電工<6988>、TDK<6762>などアップル関連もしっかり。良品計画<7453>が証券会社のポジティブなレポートを材料に上昇した。このほか、ソニーグループ<6758>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、みずほ<8411>、野村<8604>などが買われた。
一方、2024年4-12月期連結決算で営業利益が前年同期比6%減の394億円だったことから日清粉G<2002>が下落したほか、昨日上昇した日立建機<6305>が売られた。
また、ディスコ<6146>、レーザーテック<6920>、SUMCO<3436>など半導体株の一角がさえなかったほか、フジクラ<5803>も下げ止まらず。このほか、住友ファーマ<4506>、エーザイ<4523>、第一三共<4568>などが下落した。
業種別では、サービス、電気機器、証券・商品先物、化学、鉄鋼などが上昇した一方、海運、医薬品、精密機器、空運、鉱業などが下落した。
買い優勢でスタートした東京エレクトロンが陰線を残し前日比マイナス圏で前場の取引を終えたほか、アドバンテストも、前日比4%超の反発でスタートした後、一時マイナス圏に突入するなど半導体株の動きは弱い。電線株も同様の展開から、DeepSeekの影響は払しょくできていない様子。後場の日経平均は、引き続き半導体株、電線株の動向を横目に見た展開となりそうだ。昨日同様、下値圏での物色意欲は強いが、昨日の安値38886.05円を割り込むような状況となれば、投資家心理の悪化に伴う一段安などに警戒したい。
<AK>
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