大引けの日経平均は前日比185.38円高の26985.09円となった。東証プライム市場の売買高は9億6196万株、売買代金は2兆2336億円だった。業種別では、鉱業、海運業、非鉄金属が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、小売業、サービス業、医薬品など4業種が下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は27%となった。
個別では、米半導体株高の流れを引き継いでレーザーテック<6920>が5%超の上昇。電気自動車(EV)分野などでの期待が根強い三井ハイテク<6966>はリバウンドを意識した買いが入ったとみられ、6%超上昇した。その他売買代金上位では郵船<9101>、東エレク<8035>、トヨタ自<7203>、川崎船<9107>などが堅調。自社株買いやアルペン<3028>による株式取得が材料視されたTSI HD<3608>は急伸し、RPA<6572>などが東証プライム市場の上昇率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>が軟調。中国配車アプリの滴滴出行(ディディ)が米上場廃止へ臨時株主総会を開くと発表し、中国ハイテク株の下落がソフトバンクGの重しとなったようだ。ツルハHD<3391>やコスモス薬品<3349>といったドラッグストア各社の下落も目立った。また、ネットプロHD<7383>などが東証プライム市場の下落率上位に顔を出した。
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