東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1400を超えており、全体の7割近くを占めている。
セクターでは、その他製品、パルプ紙、鉱業、不動産が小じっかりな他は、倉庫運輸、非鉄金属、金属製品、卸売、陸運、海運、空運が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ユニファミマ<8028>、東エレク<8035>、ファナック<6954>が重石。
日経平均は前場半ばには一時22150.75円まで下げ幅を広げる局面もみられたが、全体としては5日線を挟んでこう着が続いている。ソフトバンクG<9984>がプラス圏を回復しているほか、マザーズ指数は5日線処での踏ん張りをみせており、買い一巡後はじりじりと値を消す銘柄が散見されていたが、前場半ば辺りからは徐々に押し目を拾う動きもみられている。東証1部の出来高は5億株を下回っており、イベントを前に依然として参加者は限られている。
そのため、全体の方向性は出難い需給状況ではあるが、踏ん張りをみせてきているマザーズ銘柄の一角には、夏休み明けの個人投資家の短期資金が流入しやすいとみられる。日経平均を横目に、センチメントに影響を与えるソフトバンクGと中小型株への物色が強まりそうである。
<AK>
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