28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:日経平均は28000円回復、出遅れていた中小型株を見直す動きも意識されてくる
■ファナック、23/3上方修正 営業利益1984億円←1973億円、コンセンサス届かず
■前場の注目材料:日本精工、ASEAN域内に軸受新工場、200億円投じ小型モーター向け
■日経平均は28000円回復、出遅れていた中小型株を見直す動きも意識されてくる
28日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い優勢の相場展開が見込まれる。27日の米国市場でNYダウは436ドル高だった。主要ハイテク企業の決算で、見通しが警戒されたほど悪化せず、投資家心理が改善した。また、上院が520億ドル(約7兆1400億円)規模の半導体産業支援法案を可決し、半導体不足問題の解決が今後の増益に繋がるとの期待にハイテク株にさらなる買いが広がり一段と相場を押し上げた。
その後、連邦準備理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り高インフレ対処で2会合連続で政策金利0.75%の追加利上げを決定。パウエルFRB議長は消費や雇用の減速を認識、今後の利上げのペースを巡り慎重な姿勢を示したため引けにかけて一段高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の28020円。円相場は1ドル136円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。ハイテク主導の上昇でナスダックの上昇率は4%を超えており、これを受けて指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均を押し上げる格好になりそうだ。節目の28000円を捉えてくることから、いったんは達成感も意識されやすいだろうが、27800円辺りに位置する52週線を明確に上放れてくることから、ショートカバーの動きが強まりやすいほか、押し目狙いの買い方についても下値を切り上げてくる可能性がある。
もっとも、FOMC通過により、市場の関心は決算発表に集中することになる。米国ではアルファベット、マイクロソフトの決算評価が見られたが、27日取引終了後の時間外取引ではメタ・プラットフォームズが予想を下回る決算を受けて弱い動きを見せている。グローベックスの米株先物は小安く推移していることもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすい需給状況になりそうである。
とはいえ、日経平均は28000円を回復してくることにより、6月の急落前につけた戻り高値28389.75円が意識されてくるため、押し目待ちの買い意欲は強そうだ。VIX指数は23.24に低下していることもリスクオンに向かわせやすいだろう。物色としては決算を手掛かりとした個別対応になるだろうが、マザーズ指数は75日線を上回ってのもち合いを継続するなか、25日線の切り上がりによりゴールデンクロスが接近している。ナスダックの強い動きもあるなか、出遅れていた中小型株を見直す動きも意識されてくるだろう。
■ファナック、23/3上方修正 営業利益1984億円←1973億円、コンセンサス届かず
ファナック<6954>は2023年3月期業績予想の修正を発表。売上高は8255億円から8257億円、営業利益を1973億円から1984億円に上方修正した。コンセンサス(2130億円程度)には届かなかった。4-6月期の受注高は直前の1-3月期に比べ4%増の2340億円だった。中国は11%減の624億円となったものの、FAやロボットの受注増などから欧州は17%増、米州は19%増となった。アジアもインドでFAの受注が伸びた。
■前場の注目材料
・日経平均上昇(27715.75、+60.54)
・NYダウは上昇(32197.59、+436.05)
・ナスダック総合指数は上昇(12032.42、+469.85)
・シカゴ日経先物は上昇(28020、大阪比+260)
・SOX指数は上昇(2911.00、+132.04)
・VIX指数は低下(23.24、-1.45)
・米原油先物は上昇(97.26、+2.28)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を長期化
・日本精工<6471>ASEAN域内に軸受新工場、200億円投じ小型モーター向け
・三菱重<7011>航空機子会社、スペイン社とMRO契約、欧で事業基盤整備
・バルカー<7995>地方11拠点廃止、リモートワーク原則化
・リケン<6462>リケン・日ピス統合、来年めど共同持ち株会社
・ソフトバンク<9434>10月にペイペイ子会社化、ヤフー親会社と連携
・東ソー<4042>南陽事業所にバイオマス発電所、400億円投資
・SCREEN<7735>滋賀に半導体製造装置の新棟、生産・保守強化に160億円投資
・大日印<7912>PwCコンサルとメタバースで協業、運用まで一貫支援
・図研<6947>3カ年中計策定、24年度売上高400億円、DX提案で攻勢
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・6月小売売上高(前月比予想:+0.5%、5月:+0.9%) <ST>
■株式見通し:日経平均は28000円回復、出遅れていた中小型株を見直す動きも意識されてくる
■ファナック、23/3上方修正 営業利益1984億円←1973億円、コンセンサス届かず
■前場の注目材料:日本精工、ASEAN域内に軸受新工場、200億円投じ小型モーター向け
■日経平均は28000円回復、出遅れていた中小型株を見直す動きも意識されてくる
28日の日本株市場は、米株高の流れを受けて買い優勢の相場展開が見込まれる。27日の米国市場でNYダウは436ドル高だった。主要ハイテク企業の決算で、見通しが警戒されたほど悪化せず、投資家心理が改善した。また、上院が520億ドル(約7兆1400億円)規模の半導体産業支援法案を可決し、半導体不足問題の解決が今後の増益に繋がるとの期待にハイテク株にさらなる買いが広がり一段と相場を押し上げた。
その後、連邦準備理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で予想通り高インフレ対処で2会合連続で政策金利0.75%の追加利上げを決定。パウエルFRB議長は消費や雇用の減速を認識、今後の利上げのペースを巡り慎重な姿勢を示したため引けにかけて一段高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比260円高の28020円。円相場は1ドル136円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになりそうだ。ハイテク主導の上昇でナスダックの上昇率は4%を超えており、これを受けて指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均を押し上げる格好になりそうだ。節目の28000円を捉えてくることから、いったんは達成感も意識されやすいだろうが、27800円辺りに位置する52週線を明確に上放れてくることから、ショートカバーの動きが強まりやすいほか、押し目狙いの買い方についても下値を切り上げてくる可能性がある。
もっとも、FOMC通過により、市場の関心は決算発表に集中することになる。米国ではアルファベット、マイクロソフトの決算評価が見られたが、27日取引終了後の時間外取引ではメタ・プラットフォームズが予想を下回る決算を受けて弱い動きを見せている。グローベックスの米株先物は小安く推移していることもあり、買い一巡後は次第にこう着感が強まりやすい需給状況になりそうである。
とはいえ、日経平均は28000円を回復してくることにより、6月の急落前につけた戻り高値28389.75円が意識されてくるため、押し目待ちの買い意欲は強そうだ。VIX指数は23.24に低下していることもリスクオンに向かわせやすいだろう。物色としては決算を手掛かりとした個別対応になるだろうが、マザーズ指数は75日線を上回ってのもち合いを継続するなか、25日線の切り上がりによりゴールデンクロスが接近している。ナスダックの強い動きもあるなか、出遅れていた中小型株を見直す動きも意識されてくるだろう。
■ファナック、23/3上方修正 営業利益1984億円←1973億円、コンセンサス届かず
ファナック<6954>は2023年3月期業績予想の修正を発表。売上高は8255億円から8257億円、営業利益を1973億円から1984億円に上方修正した。コンセンサス(2130億円程度)には届かなかった。4-6月期の受注高は直前の1-3月期に比べ4%増の2340億円だった。中国は11%減の624億円となったものの、FAやロボットの受注増などから欧州は17%増、米州は19%増となった。アジアもインドでFAの受注が伸びた。
■前場の注目材料
・日経平均上昇(27715.75、+60.54)
・NYダウは上昇(32197.59、+436.05)
・ナスダック総合指数は上昇(12032.42、+469.85)
・シカゴ日経先物は上昇(28020、大阪比+260)
・SOX指数は上昇(2911.00、+132.04)
・VIX指数は低下(23.24、-1.45)
・米原油先物は上昇(97.26、+2.28)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を長期化
・日本精工<6471>ASEAN域内に軸受新工場、200億円投じ小型モーター向け
・三菱重<7011>航空機子会社、スペイン社とMRO契約、欧で事業基盤整備
・バルカー<7995>地方11拠点廃止、リモートワーク原則化
・リケン<6462>リケン・日ピス統合、来年めど共同持ち株会社
・ソフトバンク<9434>10月にペイペイ子会社化、ヤフー親会社と連携
・東ソー<4042>南陽事業所にバイオマス発電所、400億円投資
・SCREEN<7735>滋賀に半導体製造装置の新棟、生産・保守強化に160億円投資
・大日印<7912>PwCコンサルとメタバースで協業、運用まで一貫支援
・図研<6947>3カ年中計策定、24年度売上高400億円、DX提案で攻勢
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・6月小売売上高(前月比予想:+0.5%、5月:+0.9%) <ST>
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