インターネット関連事業の売上高は前年同期比16.9%増の4.35億円、セグメント利益は同14.4%減の0.33億円となった。売上高は、企業のデジタル変革(DX)への取り組みなどを背景に、ITエンジニアの需要が高まっていることなどからSES事業が特に増加した。また、インターネット関連のシステム開発も順調に推移した。しかし、売上高の増加以上に開発原価の増加の影響を受けた。
通信事業の売上高は前年同期比94.2%減の0.45億円、セグメント損失は0.09億円(前年同期は0.94億円の利益)となった。MVNO事業は競業他社との競争激化により売上が前年を下回り、加えてFVNO事業は前年度に事業撤退を行った。
調剤薬局及びその周辺事業の売上高は前年同期比5.4%増の17.45億円、セグメント利益は同25.3%増の0.67億円となった。売上高は、調剤報酬の改定、薬価改定による影響や新型コロナウイルス感染症患者の増加に伴う処方箋単価の減少の影響を受けたが、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限が解除されたことで患者が増加し、前年同四半期比で増収となった。利益面では、売上増と合わせて販売管理費の圧縮努力により増益となった。なお、当第1四半期の末日において同社グループにおける薬局総数は、不採算店舗を1店舗譲渡し、新規に1店舗出店したことで57店舗となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.6%減の87.97億円、営業利益が同45.7%減の2.00億円、経常利益が同52.7%減の1.89億円、親会社株主に帰属する当期純損失が0.05億円とする期初計画を据え置いている。
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