【買い】古河電池（6937）セパレーターの開発に成功し、ＥＶ向けリチウム電池の性能が高まる◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

セパレーターの開発に成功し、ＥＶ向けリチウム電池の性能が高まる

10月4日は日経平均＋12.59円の20626.66円と小幅高、TOPIXは＋0.10ポイントの1684.56。
現在CME日経先物は20660円（円建て）、為替は112.77円と推移している。

【古河電池】
古河電工直系の蓄電池メーカー。自動車用蓄電池を主力とし、太陽光発電システム、航空機向け電池、電源装置等も製造する。

8/4の決算1Qでは経常利益は前年同期比75.5％増の1.7億円に拡大、上期計画の3億円に対する進捗率は59.7％。
EV導入を推進する動きが強まっている中、リチウムイオン電池やマグネシウム電池など車載用２次電池製造を手掛ける同社は注目される。古河電池と首都大学東京が共同出資するＡＢＲＩと、首都大学東京発の蓄電池ベンチャー企業であるスリーダム発火リスクを低減したＥＶ向けリチウム電池のセパレーターの開発に成功し、スリーダムが来年央から量産する方向にあることが日本経済新聞などで報道された。リチウム電池は充放電を繰り返すうちに結晶がショートの原因となるが、新開発のセパレーターは結晶が成長しにくくなる性能を持ち、今後の高い需要が見込まれる。

テクニカル面では日足で一目均衡表で三役好転しており、短期上昇波動が出現。10/4は出来高を伴い年初来高値を更新1344円をつける。需要高より今後も株価上昇を想定。

業種：電気機器
時価総額：433億円
PER：16.06倍
PBR：2.10倍