スタンレーが自社株買いを発表、発行済み株式数の０．７７％、９月中間期は２％営業増益

　スタンレー電気<6923.T>は２７日取引終了後、自社株取得枠の設定を発表した。１３０万株（発行済み株式数の０．７７％）、２５億円を上限としており、取得期間は１０月２８日から１１月２８日まで。
　同時に第２四半期累計（４～９月）の連結決算を発表。売上高１７０６億５９００万円（前年同期比９．７％増）、営業利益１８１億１２００万円（同２．２％増）、純利益は１２０億５００万円（同２．２％増）だった。中国向け自動車の増加やアジア向け二輪車の増加などを背景に自動車機器事業が伸長したほか、車載向けや遊戯向けが好調だったコンポーネンツ事業などが売り上げ増に寄与した一方、中国の一部拠点における新規立ち上げ車種集中による生産混乱の影響や、インドネシアのルピア安に伴う材料費高騰などが利益を圧迫し、営業利益は２％増にとどまった。
　なお、１５年３月期通期業績予想は売上高３４５０億円（前期比４．８％増）、営業利益４２０億円（同１３．９％増）、純利益２７５億円（同１３．０％増）の従来予想を据え置いている。



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）