ジオマテック、今期経常を一転黒字に上方修正

　ジオマテック <6907> [東証Ｓ] が11月8日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常損益(非連結)は2億9600万円の黒字(前年同期連結はトントン)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の5億2000万円の赤字（連結）→1億3500万円の黒字(前期連結は100万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常損益は1億6100万円の赤字(前年同期連結は100万円の赤字)に赤字幅が拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の経常利益は前年同期連結比28倍の1億9900万円に急拡大し、売上営業損益率は前年同期の-0.7％→14.0％に急改善した。

　※今期から非連結決算に移行。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期通期の個別業績予想につきましては未定としておりましたが、現時点で入手可能な最新の情報及び予測等に基づき業績予想を算定いたしましたので公表いたします。　当第２四半期累計期間は、モビリティ向け製品の売上が大幅に増加したことや、当初懸念されていたディスプレイ向け製品受注の落ち込みが想定を下回ったことから期初より好調を持続してまいりました。しかしながら、第３四半期以降につきましては、ディスプレイ関連製品において最終製品の販売が鈍化していることなどから受注が減少する見込みであること、また、上期においては影響が限定的であったエネルギーや原材料価格高騰による製造原価の増加が、下期にかけ収益を大きく圧迫する見込みであることから、厳しい状況で推移すると予想しております。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。