マイクロニクスがウリ気配、プローブカード需要の回復遅れ１６年９月期業績予想を下方修正

　日本マイクロニクス<6871.T>がウリ気配でスタート。１０日の取引終了後、１６年９月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の３００億円から２８５億円（前期比１２．３％減）へ、営業利益を３０億円から１８億円（同７０．７％減）へ下方修正しており、これを嫌気した売りが出ている。

　メモリ向けプローブカードの需要回復の遅れから売上高が従来予想を下回る見込みに加えて、プロダクトミックスの変化やリピート売り上げの減少に伴う生産稼働率の低下などが要因。さらに研究開発投資を継続して行うことことなども利益を押し下げるとしている。

　同時に発表した第２四半期累計（１５年１０月～１６年３月）決算は、売上高１３５億３６００万円（前年同期比８．５％減）、営業利益８億２１００万円（同６５．０％減）、純利益２億４０００万円（同８７．７％減）だった。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）