日経225先物のナイトセッションは42260円で始まり、42410円まで買われた後は、狭いレンジでの推移が続いていた。市場参加者が限られるなかで薄商いだった。ただ、支持線として意識されている25日線を上回っての推移だったこともあり、前日のような短期的に売りを仕掛けてくる動きは限られそうである。連休明けの米国市場の動向は気掛かりではあるものの、前日の下落に対する押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。
昨日の日経平均株価は一時41835円まで下落する場面もみられたが、その後は売り方の買い戻しの動きが入り、下ヒゲを残す形で25日線を上回って終えていた。調整トレンドを続けているが、25日線割れ、42000円割れでいったんは調整一巡も意識されやすいところであろう。積極的な上値追いの動きはなさそうだが、押し目を拾う動きが意識されそうだ。
昨日はアドバンテスト<6857>とソフトバンクG<9984>の2社で日経平均株価を400円超押し下げていた。両社が落ち着いた動きをみせてくるようだと、自律反発狙いの動きが入りやすいと考えられる。一方で、引き続き弱い値動きをみせると、先物主導での売り仕掛けに向かわせることになるだろうが、短期的な売買が中心のなかでは、売り一巡後の買い戻しを狙ったスタンスに向かわせよう。
物色としては祝日明けの米国市場の動向を見極めるなかでは、半導体やAI関連などの一角は手掛けづらくさせそうであり、個別に材料のある銘柄や内需系にシフトしやすいと考えられる。
<AK>
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