先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。もっとも、市場の関心はトランプ米大統領が発表した上乗せ関税の一時停止期限が9日に迫っているため、合意に向けた各国の動向に市場の関心が集まりやすい。ベッセント米財務長官は期限までに合意がまとまらない一部の国について、3週間の交渉期間延長の選択肢が与えられる可能性を示したと報じられている。過度な警戒感は和らぐ可能性はあるものの、日米交渉の進展については参院選明け後との見方もあり、押し目狙いの買い意欲もそれほど強まらないだろう。
また、トランプ政権が中国に半導体が密輸されるリスクを阻止するため、マレーシアとタイへの人工知能(AI)向け半導体の輸出規制を計画していると報じられており、エヌビディアなど米半導体株の動向を確認したいところである。さらに、台湾積体電路製造(TSMC)は米国への投資を優先させるため、日本での熊本第2工場の建設を延期する方針とも報じられており、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>
などへの物色を手控えさせる可能性がある。
指数インパクトの大きい値がさハイテク株への利益確定の動きが強まるようだと、日経平均株価の重荷になる可能性があり、TOPIX型への資金流入に向かわせる可能性はありそうだ。一方でハイテク株の底堅さがみられるようだと、センチメントを明るくさせそうだ。日経225先物はナイトセッションで+1σ(39620円)が支持線として機能しており、同水準がサポートとして機能するようだと、リバウンド機運が高まりやすいだろう。
<AK>
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