大引けの日経平均は前営業日比609.41円高の30248.81円となった。東証1部の売買高は14億2537万株、売買代金は3兆5578億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、海運業、保険業、鉱業、銀行業、倉庫・運輸関連業が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の96%、対して値下がり銘柄は3%となった。
個別では、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株が6~10%超の大幅上昇。バルチック海運指数の上昇が買い材料視されたようだ。三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といったメガバンク株は米長期金利の上昇で、日本製鉄<5401>は一部メディアの副社長インタビュー報道で買われた。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>など全般堅調。また、自己株式の消却を発表した国際紙パルプ商事<9274>、業績・配当予想を上方修正した古野電<6814>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、信越化<4063>やエムスリー<2413>は小安い。22日上場のシンプレクスHD<4373>は初日のストップ高から一転、売り優勢の展開だった。また、有価証券報告書等の提出遅延で監理銘柄に指定されたOKK<6205>は売り気配のままストップ安比例配分となった。
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