スマホ、自動車関連需要に引き続きドローン関連として注目
2015年3月期の業績は、売上高が19.6%増の1911億5500万円、営業利益が56.6%増の258億5100万円、経常利益が49.8%増の231億5400万円、当期純利益が48.4%増の157億6400万円、配当が7円増の25円と増収増益増配となりました。
2016年通期予想は、売上高が6.2%増の2030億円、営業利益が4.4%増の270億円、経常利益が3.7%増の240億円、当期純利益が7.8%増の170億円、配当が5円増配の30円とする方針です。
主力のコネクタ事業は、売上構成比の約90%を占めています。ノートパソコンや携帯電話端末などの情報通信機器、薄型テレビ、カーナビやエアバッグなどのカーエレクトロニクス機器、工作機械等産業機器製品などで使用される各種コネクタの製造・販売を行っています。スマートフォン・タブレット端末や自動車電子機器などの成長機器の需要は引き続き堅調に推移し、多岐方面からのコネクタ需要が見込まれます。中国を中心に世界的に同分野に対する需要は継続して増加傾向にあります。このような環境下、同社の海外売上比率は約70%と高い水準にあります。次期見通しは、1米ドル=115円を前提としているため、このまま円安基調が続けば業績の上方修正の余地も期待できると思います。