ザインが大幅反落、第２四半期業績が修正値を下回る

　ザインエレクトロニクス<6769.T>が大幅反落。５日の取引終了後に発表した第２四半期累計（１～６月）連結決算は、売上高１７億６００万円（前年同期比０．３％減）、営業利益５８００万円（前年同期１億７１００万円の赤字）、純利益９５００万円（同９．７％減）となったが、７月３日に発表した業績予想の修正値（売上高１６億８２００万円、営業利益６４００万円、純利益１億２７００万円）を下回って着地したことが嫌気されているようだ。
　事務機器やアミューズメント、セキュリティーカメラなどの産業機器向けが伸長したほか、４Ｋテレビ向けＶ－ｂｙ－ＯｎｅＨＳ事業が順調に推移し売上高は計画を上回ったが、研究開発投資を積極的に行ったほか、為替差損を計上したことなどから修正値を下回った。同時に期末一括配当を従来予想の７円から８円に引き上げたが、業績の下振れへの警戒が上回ったようだ。
　なお、１４年１２月期通期業績予想は売上高４５億８８００万円（前期比１３．７％増）、営業利益５億２１００万円（同３．４倍）、最終利益４億８９００万円（同２３．６％減）の従来予想を据え置いている。

ザインの株価は１１時２０分現在１４０１円（▼１０７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）