併せて、通期の同損益を従来予想の60億円の黒字→70億円の赤字(前期は30.6億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益は30.9億円の黒字(前年同期は13.4億円の赤字)に浮上する計算になる。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終損益は110億円の赤字(前年同期は7.8億円の黒字)に転落したが、売上営業利益率は前年同期の2.3%→2.5%とほぼ横ばいだった。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
通期の連結業績予想につきましては、上半期において海外向け空調機の販売が計画を上回ったことなどから、売上高は前回予想を上回る見通しです。 損益につきましては、増収効果の上積み等があるものの、北米の環境規制強化に伴う旧機種への戦略的な売価政策などの影響のほか、上記特別損失の計上などにより、各利益とも前回予想を下回る見通しです。 通期の個別業績における売上高につきましては、主に海外向け空調機の販売拡大による出荷増により、前期実績を上回る見通しです。 損益につきましては、素材価格の高止まりや生産地国通貨高等によるコスト増に加え、当中間期において、前期の利益を大きく押し上げた為替差益がなくなり為替差損を計上したことや、特別損失の計上などにより、それぞれ上記のとおりとなる見通しです。・特別損失の計上 当社グループの事業基盤強化に向けて、空調機事業を主体とした本業の成長促進を加速させるため、外部環境等の悪化に伴い継続的に販売が減少している電子デバイス事業の絞り込みなど、ポートフォリオ変革を実行するために発生する費用および損失を当中間連結会計期間にて、事業基盤改革費用7,897百万円として特別損失に計上いたしました。 また、上記に伴い、当社は個別決算において関係会社貸倒引当金繰入額など6,270百万円を特別損失として計上いたします。なお、個別決算における関係会社貸倒引当金繰入額については連結決算上消去されるため、連結業績に与える影響はありません。
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