<動意株・30日>(前引け)=能美防災、DCM、日精線
DCMホールディングス<3050.T>=3日続伸で年初来高値更新。同社は27日の取引終了後、25年2月期第2四半期累計(3~8月)の連結決算を発表した。営業収益は前年同期比16.5%増の2877億7400万円、最終利益は同9.1%増の117億900万円となった。直近3カ月間となる6~8月期の増収率と最終損益ベースの増益率は約19%。中間期時点の最終利益の通期計画に対する進捗率は60%とあって、堅調な業況を評価した買いが集まったようだ。同社は24年1月にホームセンターで同業のケーヨーを完全子会社化しており、中間期業績の底上げに寄与。6~8月期の既存店売上高は前年を上回る水準となった。節約志向の高まりで客数は減少したものの、防災用品の販売は好調だった。
日本精線<5659.T>=急反発。前週末27日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を450億円から477億円(前期比6.6%増)へ、営業利益を40億円から49億円(同38.5%増)へ、純利益を28億円から34億3000万円(同32.3%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各23円の年46円から中間・期末各28円の年56円(前期42円)に引き上げたことが好感されている。ステンレス鋼線部門で太陽光発電パネルなどの製造プロセスで使用される極細線に対する需要の強さが継続していることに加えて、金属繊維部門で炭素繊維用途や高機能フィルム用途のナスロンフィルターの大口受注が見込まれていることが要因としている。
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出所:MINKABU PRESS
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