テクノロジーソリューション事業の売上高は前期比2.3%増の869.36億円、セグメント利益は同12.2%増の184.95億円となった。AESテクノロジーソリューションは、市場環境の変化による影響を受けるなか、前期の売上高を小幅に下回った。EMRテクノロジーソリューションは、OEM提供先の需要が増加したことから、前期の売上高を小幅に上回った。セグメント利益は、増収などを受けて、前期を上回った。
ブランド製品事業の売上高は前期比15.0%減の287.45億円、セグメント損失は28.79億円(前期は45.20億円の損失)となった。主力のクリエイティブソリューションは、市場環境の変化による影響を受けるなか、ディスプレイ製品、ペンタブレット製品ともに販売が減少し、前期の売上高を下回った。ビジネスソリューションは、金融・医療・官公庁などの需要が堅調に推移したが、前期の売上高を僅かに下回った。セグメント損失は、前期に計上した一過性の費用の影響が縮小したことなどにより、前期から縮小した。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.9%減の1,100.00億円、営業利益が同12.6%増の115.00億円、経常利益が同10.6%増の115.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同62.7%増の85.00億円を見込んでいる。
なお、この見通しについては、営業利益で前期より円高(想定為替レート1ドル140円)に設定したことによるマイナス影響を約15億円、さらに米国の関税措置によるマイナス影響を約15億円程度織り込んでいるとしている。
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