岩崎通、前期経常を97％上方修正、配当も15円増額

　岩崎通信機 <6704> [東証Ｐ] が4月22日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常損益を従来予想の3億円の黒字→5.9億円の黒字(前の期は8.9億円の赤字)に96.7％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の5.1億円の黒字→8億円の黒字(前年同期は1億円の赤字)に56.1％増額した計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→25円(前の期は40円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結業績につきましては、コロナ禍の影響と世界的な半導体不足による主力商品の部品調達の遅延が発生したことにより、売上高は前回予想を下回る見込みとなりましたが、利益面では原価率の改善と徹底した固定費の削減により、各段階損益は前回予想を上回る見込みとなりました。

　　当社の利益配分につきましては、会社の業績に対応した安定的な配当を実施することを基本とし、内部留保につきましては、企業競争力強化のための成長戦略及び合理化などに活用することを基本的な考え方としております。　2022年３月期の期末配当予想につきましては、当期の業績動向及び財務状況を総合的に勘案し、前回予想から15円増配し、１株当たり25円に修正することといたしました。　なお、期末配当につきましては、2022年６月に開催を予定している第113回定時株主総会の決議をもって正式に決定、実施されることになります。