岩崎通、前期経常を一転赤字に下方修正

　岩崎通信機 <6704> が4月19日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常損益を従来予想のトントン→1.5億円の赤字(前の期は2.8億円の黒字)に下方修正した。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の3億円→4.1億円(前の期は2.6億円)に36.7％上方修正し、増益率が11.5％増→52.4％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.3億円→3.8億円(前年同期は7.8億円)に28.4％減額し、減益率が31.8％減→51.2％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2019年３月期の通期連結業績につきましては、今年の年初から市況が落ち込んだ影響もあり、売上高は情報通信事業を中心に前回発表予想から減少する見込みとなりました。また、利益面につきましては、売上高の減少に対してグループを挙げての費用圧縮を推進しましたが、売上高減少に伴う利益の減少と原価率の悪化をカバーすることができず、営業利益は前回発表予想を下回る見込みとなりました。また、経常利益につきましては、当社保有の投資有価証券の売却益を前回発表予想では営業外収益で見込んでおりましたが、特別利益に計上したことにより、前回発表予想を下回る見込みとなりました。なお、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、法人税、住民税及び事業税が大幅に減少する見込みとなったため、前回発表予想を上回る結果となりました。＜業績予想に関する注意事項＞ 本資料に記載されている業績見通し及び将来の予想に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があることをご承知おき下さい。