日経平均は小幅続伸、39000円台回復後は上げ幅縮小する展開に
米国株の上昇や為替の円安推移などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は39000円台に乗せてスタートしたが、買いは続かず失速。今晩の米国株式市場が休場のため、積極的な買いは入らず日経平均は上げ幅を縮小。後場は前営業日終値水準でのもみ合いとなったが、75日移動平均線が位置する38646円水準は維持して終えた。
大引けの日経平均は前営業日比53.12円高(+0.14%)の38700.87円となった。東証プライム市場の売買高は14億154万株。売買代金は3兆3216億円。業種別では、非鉄金属、銀行業、その他金融業、保険業、証券・商品先物取引業などが上昇した一方、医薬品、海運業、陸運業、不動産業、食料品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は38.1%、対して値下がり銘柄は58.7%となっている。
日経平均採用銘柄では、証券会社によるレポートが材料視されてクレディセゾン<8253>が上昇したほか、IHI<7013>が連日で年初来高値を更新。川崎重工<7012>もつれ高となっている。このほか、フジクラ<5803>、富士通<6702>、アドバンテスト<6857>、三菱ケミカルグループ<4188>、村田製作所<6981>、TDK<6762>が買われた。
一方、ZOZO<3092>、ニトリホールディングス<9843>、サッポロHD<2501>、アサヒグループHD<2502>など円高メリット銘柄が総じて弱い。このほか、住友ファーマ<4506>、住友化学<4005>、塩野義製薬<4507>、協和キリン<4151>、ディスコ<6146>、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>が売られた。
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