併せて、通期の同利益を従来予想の96億円→62億円(前期は80.6億円)に35.4%下方修正し、一転して23.1%減益見通しとなった。
会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した11-4月期(下期)の連結経常損益も従来予想の28億円の黒字→5.9億円の赤字(前年同期は39.5億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。
同時に、今期の年間配当を従来計画の8.5円→13円(前期は8.5円)に大幅増額修正した。
直近3ヵ月の実績である11-1月期(3Q)の連結経常損益は13.4億円の赤字(前年同期は21.5億円の黒字)に転落し、売上営業利益率は前年同期の19.3%→3.9%に急低下した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当第3四半期連結累計期間におきましては、上半期における中国国内向けの販売が好調であったことなどから、過去最高の売上高となりました。しかしながら、世界的なインフレ圧力の上昇を背景とした消費財の値上がりが続く中、高価格帯製品の需要の低迷が見られ始めたこと、人流の活発化に伴ってお客様の消費行動がモノ消費からコト消費へとシフトしていること、中国のゼロコロナ政策の大幅緩和の影響により中国国内販売の拡大がペースダウンしたことなどによって、計画を下回ることとなりました。また、利益面においても、新カテゴリ(ヘアケア・シェーバー等)及びリピート商材への中期的な売上拡大に対する投資が先行したことや、直近の急激な為替変動の影響を受けて、想定を下回る結果となりました。特に為替相場の変動については、11月から1月にかけての急激な円高ドル安によって保有する外貨建資産の換算差損益が一気に差損方向に振れたため、第2四半期連結累計期間までに計上した為替差益がほぼ解消されたことから、経常利益以下に大きな影響を与えました。市場の状況についても、国内外問わず不明確・不安定な要因が多く、経済回復の重しとなっております。このような状況をふまえ、今回、通期の業績予想の修正を行うことといたしました。3.今後の取り組みについて当年度は2020年11月に公表した中期経営計画の最終年度になりますが、目標として掲げた「売上高500億円、営業利益率20%以上」の達成は難しい状況となりました。不安定な世界情勢の中、お客様の消費行動の変化や昨今の為替相場の急激な変動など、非常に予想が難しい経営環境ではありますが、当社といたしましては、改めて中長期的な成長戦略の見直しを図るとともに、新たな中期経営計画の策定を行ってまいる所存です。また、このような状況であるからこそ、将来の業績拡大に向けた投資はしっかりと実行していきたいと考えており、特に新カテゴリであるヘアケア・シェーバーへの広告宣伝、更なる新カテゴリ創出に向けた技術開発、グローバル展開強化のための各種認証取得への対応については、積極的に投資を続けてまいる所存です。なお、当社は外貨建の売上・仕入が多く、ある程度の外貨建預金を保有せざるを得ない状況ですが、為替相場の変動や残高水準を注視しながら適宜円貨への転換を行うなどして、リスクの極小化を図ってまいります。以上【ご参考】・中期経営計画:https://www.ya-man.co.jp/ir-info/policy/medium-term-mng-plan/・中期投資計画:https://www.ya-man.co.jp/wp/wp-content/uploads/investment_plan_20220614.pdf【製品情報】・ヘアケア:https://www.ya-man-tokyo-japan.com/products/hair.html・シェーバー:https://www.ya-man-tokyo-japan.com/special/shaver/rfshaver2022/
当社は、2023年5月に設立45周年を迎えます。これもひとえに株主の皆様をはじめとする関係者各位のご支援の賜物と、心より感謝申し上げます。つきましては、株主の皆様に感謝の意を表するため、2023年4月期の期末配当において1株当たり4.50円の設立45周年記念配当を実施することといたしました。これにより、2023年4月期の期末配当金は、普通配当4.25円と合わせて1株当たり8.75円、通期では中間配当の4.25円と合わせて13.00円となる見込みです。なお、本件につきましては、2023年7月に開催予定の当社定時株主総会に付議する予定です。
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