27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:日経平均は節目の27000円を意識したリバウンドが期待されてくる
■TDK、22/3営業利益 49.2%増 1667億円、23/3予想 10.9%増 1850億円
■前場の注目材料:ダイヘン、溶接内欠陥を非接触で自動検出、EV薄板対応システム開発
■日経平均は節目の27000円を意識したリバウンドが期待されてくる
27日の日本株市場は、買い先行で始まることになりそうだが、その後はこう着感の強い相場展開が見込まれる。24日の米国市場はNYダウが823ドル高だった。セントルイス連銀のブラード総裁は成長拡大が始まったばかりとし、景気後退の可能性を否定したため好感された。また、6月ミシガン大消費者信頼感指数確定値の長期期待インフレ率が14年ぶり高水準から下方修正され、インフレがピークに達した兆候が示されたため投資家心理が一段と改善。連邦準備理事会(FRB)のストレステストの結果を受けて金融セクターに買戻しが広がり、一段高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比390円高の26870円。円相場は1ドル135円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。日経225先物はナイトセッションで75日線を突破し25日線に迫ってきたことから、節目の27000円を意識したリバウンドが期待されてくるだろう。ただし、米国ではナスダックが25日線を突破し、NYダウ、S&P500は25日線に接近してきたなか、リバウンドの動きが本格化するのを見極めたいところでもある。ミシガン大消費者信頼感指数確定値で期待インフレ率が下方修正されたことから利上げ加速への懸念が和らぐ格好となったが、今週予定されている個人消費支出(PCEデフレーター)で同様の動きを見せてくるかが注目される。そのため、30日の発表までは積極的にはポジションを傾けづらいところである。
日経平均については先物にサヤ寄せする格好からギャップアップで75日線水準を捉えてくる動きとなろうが、ショートカバーの動きが一巡した後は、次第にこう着感が強まりやすいと見られる。もっとも、いったんは自律反発による達成感が意識されやすい水準まで回復してきたことから調整は想定内であり、反対に押し目狙いの動きに向かわせそうである。直近の急落で海外勢は保有株の解消を一気に進めたと見られていたが、6月3週(6月13日-6月17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物合算で1兆7156億円売り越しており、直近3週間の買い越し額を上回る売り越しだった。日経平均がリバウンド基調を強めるなか、改めて日米金利差を狙った海外勢による資金流入が意識されてくる可能性はありそうだ。
物色としてはインデックス主導となるなかで、ファーストリテ<9983>や東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する格好になりそうだ。また、マザーズ指数は先週末の5%を超える上昇で25日線を突破してきており、700ポイント辺りに位置している75日線を窺うトレンド形成が意識されやすい。そのため、中小型株への一角にも個人主体の資金は向かいやすいだろう。
■TDK、22/3営業利益 49.2%増 1667億円、23/3予想 10.9%増 1850億円
TDK<6762>の2022年3月期業績は営業利益が前期49.2%増の1667.75億円だった。期中平均為替レートは、112円33銭及び130円53銭と前期に比べ対米ドルで5.9%の円安、対ユーロで5.5%の円安となった。23年3月期業績は、売上収益が前期比15.7%増の2兆2000億円、営業利益が同10.9%増の1850億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(26491.97、+320.72)
・NYダウは上昇(31500.68、+823.32)
・ナスダック総合指数は上昇(11607.62、+375.43)
・シカゴ日経先物は上昇(26870、大阪比+390)
・1ドル=135.10-20円
・SOX指数は上昇(2718.47、+115.73)
・VIX指数は低下(27.23、-1.82)
・米原油先物は上昇(107.62、+3.35)
・米国景気は拡大
・コロナ流行下の経済活動正常化
・日銀は金融緩和を長期化
・ダイヘン<6622>溶接内欠陥を非接触で自動検出、EV薄板対応システム開発
・浜松ホトニクス<6965>デンマーク社を295億円で買収、レーザー事業拡大
・トヨタ<7203>スズキの新型SUVをインドで生産、年20万台
・トヨタ<7203>車整備用中古設備の売買仲介、マッチングサービス「メカコミ」
・ブリヂストン<5108>国内市販用タイヤを9月再値上げ、原油高騰影響
・三菱重<7011>米水電解装置のエレクトリック・ハイドロジェンに出資
・双葉電子<6986>産業用ドローン拡販、自社ブランド品導入
・パナHD<6752>次世代パワー半導体向け接合材料開発
・ステラファーマ<4888>住重と、中国にBNCT治療導入、海外展開の第一歩
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 中・5月工業企業利益(4月:前年比-8.5%) <ST>
■株式見通し:日経平均は節目の27000円を意識したリバウンドが期待されてくる
■TDK、22/3営業利益 49.2%増 1667億円、23/3予想 10.9%増 1850億円
■前場の注目材料:ダイヘン、溶接内欠陥を非接触で自動検出、EV薄板対応システム開発
■日経平均は節目の27000円を意識したリバウンドが期待されてくる
27日の日本株市場は、買い先行で始まることになりそうだが、その後はこう着感の強い相場展開が見込まれる。24日の米国市場はNYダウが823ドル高だった。セントルイス連銀のブラード総裁は成長拡大が始まったばかりとし、景気後退の可能性を否定したため好感された。また、6月ミシガン大消費者信頼感指数確定値の長期期待インフレ率が14年ぶり高水準から下方修正され、インフレがピークに達した兆候が示されたため投資家心理が一段と改善。連邦準備理事会(FRB)のストレステストの結果を受けて金融セクターに買戻しが広がり、一段高となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比390円高の26870円。円相場は1ドル135円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。日経225先物はナイトセッションで75日線を突破し25日線に迫ってきたことから、節目の27000円を意識したリバウンドが期待されてくるだろう。ただし、米国ではナスダックが25日線を突破し、NYダウ、S&P500は25日線に接近してきたなか、リバウンドの動きが本格化するのを見極めたいところでもある。ミシガン大消費者信頼感指数確定値で期待インフレ率が下方修正されたことから利上げ加速への懸念が和らぐ格好となったが、今週予定されている個人消費支出(PCEデフレーター)で同様の動きを見せてくるかが注目される。そのため、30日の発表までは積極的にはポジションを傾けづらいところである。
日経平均については先物にサヤ寄せする格好からギャップアップで75日線水準を捉えてくる動きとなろうが、ショートカバーの動きが一巡した後は、次第にこう着感が強まりやすいと見られる。もっとも、いったんは自律反発による達成感が意識されやすい水準まで回復してきたことから調整は想定内であり、反対に押し目狙いの動きに向かわせそうである。直近の急落で海外勢は保有株の解消を一気に進めたと見られていたが、6月3週(6月13日-6月17日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物合算で1兆7156億円売り越しており、直近3週間の買い越し額を上回る売り越しだった。日経平均がリバウンド基調を強めるなか、改めて日米金利差を狙った海外勢による資金流入が意識されてくる可能性はありそうだ。
物色としてはインデックス主導となるなかで、ファーストリテ<9983>や東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する格好になりそうだ。また、マザーズ指数は先週末の5%を超える上昇で25日線を突破してきており、700ポイント辺りに位置している75日線を窺うトレンド形成が意識されやすい。そのため、中小型株への一角にも個人主体の資金は向かいやすいだろう。
■TDK、22/3営業利益 49.2%増 1667億円、23/3予想 10.9%増 1850億円
TDK<6762>の2022年3月期業績は営業利益が前期49.2%増の1667.75億円だった。期中平均為替レートは、112円33銭及び130円53銭と前期に比べ対米ドルで5.9%の円安、対ユーロで5.5%の円安となった。23年3月期業績は、売上収益が前期比15.7%増の2兆2000億円、営業利益が同10.9%増の1850億円を計画。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(26491.97、+320.72)
・NYダウは上昇(31500.68、+823.32)
・ナスダック総合指数は上昇(11607.62、+375.43)
・シカゴ日経先物は上昇(26870、大阪比+390)
・1ドル=135.10-20円
・SOX指数は上昇(2718.47、+115.73)
・VIX指数は低下(27.23、-1.82)
・米原油先物は上昇(107.62、+3.35)
・米国景気は拡大
・コロナ流行下の経済活動正常化
・日銀は金融緩和を長期化
・ダイヘン<6622>溶接内欠陥を非接触で自動検出、EV薄板対応システム開発
・浜松ホトニクス<6965>デンマーク社を295億円で買収、レーザー事業拡大
・トヨタ<7203>スズキの新型SUVをインドで生産、年20万台
・トヨタ<7203>車整備用中古設備の売買仲介、マッチングサービス「メカコミ」
・ブリヂストン<5108>国内市販用タイヤを9月再値上げ、原油高騰影響
・三菱重<7011>米水電解装置のエレクトリック・ハイドロジェンに出資
・双葉電子<6986>産業用ドローン拡販、自社ブランド品導入
・パナHD<6752>次世代パワー半導体向け接合材料開発
・ステラファーマ<4888>住重と、中国にBNCT治療導入、海外展開の第一歩
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 中・5月工業企業利益(4月:前年比-8.5%) <ST>
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