<動意株・5日>(大引け)=オリコン、凸版など
凸版印刷<7911.T>=続伸。前週末2日取引終了後、23年3月期の業績予想の修正を発表、最終利益を従来予想の430億円から680億円(前期比45%減)に大幅に増額しており、これが株価を刺激する格好となった。保有する1銘柄の売却により特別利益434億円を計上することで、最終利益を押し上げる。上場銘柄の株式売却について会社側は非開示ながら、同社の保有銘柄から判断してリクルートホールディングス<6098.T>の株式である可能性が高いとみられている。
ネクソン<3659.T>=急反発。一時10%高で2929円まで買われる場面があった。前週末まで3日連続安と株価水準を切り下げていたがすべて陽線であり、引けにかけて押し目を拾う動きが観測されていた。市場では「特に目立った材料は出ていないものの、ここ韓国系の銘柄に株価を大きく人気化させる銘柄が目立っており、その一角に位置する同社株も思惑買いを誘導しているようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。韓国系銘柄で最近株価を変貌させた銘柄としては、ダブル・スコープ<6619.T>やガーラ<4777.T>などが挙げられる。
プレイド<4165.T>=上げ足加速でストップ高。午前9時ごろ、企業が手掛ける新規事業開発の立ち上げを伴走支援する「PLAID Accel(プレイドアクセル)」の提供を開始したと発表しており、これが好感されている。「PLAID Accel」は、新規事業開発の企画や実行を代行する役割ではなく、企業の主体性を尊重したうえで、時には半歩先をリードしたり、時には後ろから背中を押したりしながら、知見や経験が社内に蓄積されるような「内製化」を推進するのが特徴。また、第三者的な「支援」という関わり方だけではなく、「事業共創」という形で自らも結果にコミットし、共に新しい事業を作ることにもチャレンジするとしている。
プレミアアンチエイジング<4934.T>=急速人気でストップ高。前週末2日の取引終了後、子会社プレミア・ウェルネスサイエンスが東京大学との共同研究の成果の第1弾として、スキンケアに特化した独自の歯髄幹細胞培養上清液「ENGY ステムS」の開発・実用化に成功したと発表しており、これが材料視されているようだ。ENGY ステムSはヒト成人歯髄由来の幹細胞培養液で、スキンケアに有用な成分を豊富に含んでいるという。この培養液は、プレミア・ウェルネスサイエンスが今秋ローンチ予定の新ブランドへ実用化される見通し。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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