28000円をも割り込んだことで個人投資家のセンチメントも大幅に悪化。マザーズ市場でも時価総額上位銘柄を含め後半に投げ売りが出た。引けにかけては日経平均28000円を回復したこともあり、マザーズ指数も下げ渋ったが、戻りは鈍く上値の重い展開が続いた。マザーズ指数は3月9日に付けた安値1113.58ptを大きく割っており、日足でも週足でもともに目先のサポートとなるラインが見当たらない。今晩の米国市場の動きが冴えないと明日以降も下値模索の展開となる可能性があろう。なお、マザーズ指数は前日比21.50ポイント安の1095.85ポイントと7日続落、売買代金は概算で1595.34億円。騰落数は値上がり銘柄数41、値下がり銘柄数308、変わらず5となった。
個別では、値下がり率トップとなったクリーマ<4017>は、前日からの売りが止まらず15%安。同様に前日から売りに押されているAppier<4180>は9%安、バルミューダ<6612>も売りに押されて9%安となった。時価総額上位銘柄では、プレイド<4165>が6%
安、フリー<4478>が4%安、ウェルスナビ<7342>が3%安と軟調だった。そのほか、データホライゾン<3628>、INCLUSIVE<7078>、イーエムネットジャパン<7036>などが値下がり率上位に顔を出した。一方、値上がり率トップとなったキャリア<6198>は、「新型コロナウイルスワクチン接種における看護師の派遣」を落札したことが好感されて19%高でストップ高となった。アドビと提携して「Bplats」に電子サイン機能追加することを発表したビープラッツ<4381>は13%高、自社株買いと自社株の消却を発表したことで買い材料視されたユナイテッド<2497>も9%高となった。また、時価総額上位では、第1四半期の業績黒字転換をポジティブ視されたBASE<4477>が6%高、押し目買いが優勢となったメルカリ<4385>は3%高と堅調だった。そのほか、AIinside<4488>、エコモット<3987>、ビジョナル<4194>などが値上がり率上位に顔を出した。
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