■ジャパンF <2599> 2,334円 (+400円、+20.7%) ストップ高
ジャパンフーズ <2599> [東証S]がストップ高。20日の取引終了後、丸紅 <8002> [東証P]系のJAFホールディングスから受けているTOBについて、買い付け条件が変更されたと発表した。TOB価格が1994円から2449円に引き上げられており、これにサヤ寄せする格好となった。6月21日までとしていたTOB期間は7月8日までに延長された。
■情報戦略テク <155A> 618円 (+100円、+19.3%) ストップ高
情報戦略テクノロジー <155A> [東証G]がストップ高。同社は20日、ヘッドウォータース <4011> [東証G]と共同で生成AIを用いたサービスを展開していくことで合意したと発表。情報戦略テクはこれまでに培った大手企業向けの提案活動や経営課題のコンサルテーションを行い、ヘッドウォは人工知能(AI)や生成AIを用いたソリューションを提供するだけでなく、今後は共同で生成AIを用いたデジタルトランスフォーメーション(DX)内製支援サービスを展開する予定だとしている。
■ポスプラ <198A> 630円 (+100円、+18.9%) ストップ高
PostPrime <198A> [東証G]がストップ高。金融・経済情報のSNS「PostPrime」を運営する同社は前日20日に東証グロース市場に新規上場した。20日は公開価格と同水準の450円で初値を形成した後、上値指向を強めてストップ高で取引を終えた。高橋ダニエル圭社長はユーチューバーとしての活動から投資家にもその名が広く知られている。上場2日目で株式需給面でのシコりのない状況とあって、値動きの軽さを意識した短期志向の投資家の関心が向かう形となり、買い注文を集めた。
■サイボウズ <4776> 2,101円 (+306円、+17.1%)
東証プライムの上昇率トップ。サイボウズ <4776> [東証P]が続急騰。20日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を287億3000万円から295億4500万円(前期比16.2%増)へ、営業利益を30億9700万円から41億1700万円(同21.3%増)へ、純利益を20億2800万円から29億9500万円(同20.4%増)へ上方修正し、減益予想から一転して増益予想としたことが好感された。5月30日に発表したクラウドサービスの価格体系改定の影響を反映させたことや為替変動の影響などにより、売上高が計画を上回る見通しに加えて、年内の投資計画を精査するなかで、主に人件費などについて年内に費消しない費用が積み上がってきたことが要因としている。
■トラースOP <6696> 736円 (+100円、+15.7%) ストップ高
トラース・オン・プロダクト <6696> [東証G]がストップ高。20日の取引終了後、流通小売店向けDX製品「店舗の星」の本格的な国内展開を開始することを決定したと発表。これが材料視された。食品スーパー運営企業と実施した実証実験で、非常に高い導入効果がみられたため。なお、店舗に来店する客から直接商品の評価を得ることができる、流通小売店舗の既存会員アプリにアドオン可能な「お客様レビューアプリ」の開発をまもなく始める予定という。
■ユニチカ <3103> 312円 (+29円、+10.3%)
東証プライムの上昇率2位。ユニチカ <3103> [東証P]が急反騰。20日、金属を使用しない触媒を用いたポリエステル重合技術を開発したと発表した。同社によると、工業化技術の確立は世界で初めてという。今後の収益貢献を期待した買いを集めたようだ。ポリエステルの製造には、従来からアンチモンやゲルマニウムなど金属系の触媒が用いられてきた。金属資源の枯渇リスクや価格高騰などを背景に、金属を使用しない触媒・重合技術の開発ニーズがあったという。関連技術は特許出願済みで、各種用途への展開を図る。
■SYSHD <3988> 1,210円 (+105円、+9.5%)
SYSホールディングス <3988> [東証S]が急反発。20日の取引終了後、7月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式数の増加により株式の流動性を高めることで投資家により投資しやすい環境を整えるとともに、投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。同時に、旅行会社のシステム開発などを手掛けるアダムアップ(東京都港区)の全株式を8月1日付で取得し子会社化すると発表した。同社としては21社目のM&Aとなり、営業連携や採用ノウハウの共有などの相乗効果により、グループ事業をより一層拡充させることが狙い。取得価額は非開示。なお、24年7月期業績への影響は軽微としている。
■コリー <4175> 1,447円 (+84円、+6.2%)
coly <4175> [東証G]が続急伸。21日午後1時ごろ、「魔法使いの約束」中文版のリリースに向けて台湾のiSWEETY社とライセンス契約を締結したと発表した。今後、配信時期や配信地域などの詳細は公式SNSで発表していくという。
■WASHハウ <6537> 361円 (+20円、+5.9%)
WASHハウス <6537> [東証G]が3日ぶり急反発。九州を地盤にコインランドリーのフランチャイズを全国展開するユニークな業態。業績は23年12月期に小幅ながら営業黒字転換を果たし、24年12月期は一段と拡大基調を強める見通し。そうしたなか、20日取引終了後、自社開発のオリジナル洗濯機・乾燥機の発表会を7月20日に開催することを発表した。同社は業界初の「洗濯を無料で提供する」ことを実現するために必要なオリジナルの洗濯機・乾燥機の開発を進めてきたが、今回はその洗濯機・乾燥機に関する発表会ということもあってマーケットの関心を集め、株価も強く刺激される格好となった。
■QBNHD <6571> 1,144円 (+63円、+5.8%)
東証プライムの上昇率8位。キュービーネットホールディングス <6571> [東証P]が続急伸。20日の取引終了後に、24年6月期の配当予想を期末一括22円から27円へ上方修正したことが好感された。なお、前期実績に対しては7円の増配になる予定だ。
■FIG <4392> 358円 (+19円、+5.6%)
東証プライムの上昇率9位。FIG <4392> [東証P]が急伸。同社は20日の取引終了後、グループ企業のモバイルクリエイトが国内の公共交通機関向けに、クレジットカードなどによるタッチ決済で乗降できる決済サービスの提供を開始すると発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。タッチ決済に対応したカードや、カードが設定されたスマートフォン、ウェアラブルデバイスなどを端末にかざすことで料金の支払いが完了するサービスを今夏に始める。増加する訪日外国人客の決済ニーズに対応する。
■マーケットE <3135> 1,010円 (+53円、+5.5%)
東証プライムの上昇率10位。マーケットエンタープライズ <3135> [東証P]が続急伸。同社は21日午前10時、バリュークリエーション <9238> [東証G]との業務提携を開始したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。不動産市場に向けて「解体の窓口」を運営するバリューCの顧客が中古農機具の売却を相談した際、「農機具高く売れるドットコム」を展開するマーケットEと情報を共有する。マーケットEは中古農機具の仕入れの強化につなげるとともに、両社でリユース活動の更なる促進と循環型社会の形成を目指していく。
■Dガレージ <4819> 2,414円 (+113円、+4.9%)
デジタルガレージ <4819> [東証P]が大幅高で4日続伸。20日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を220万株(発行済み株数の4.64%)、または40億円としており、取得期間は6月24日から来年1月31日まで。事業の進捗状況を踏まえた積極的な株主還元を実施するためとしている。
※21日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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